踊るベリー・メリー・クリスマス

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.76
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本棚登録 : 978
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829115053

作品紹介・あらすじ

陣代高校の臨時旅行で豪華客船クルーズに参加したかなめ。日程は12月24日。クリスマス・イブで、さらにかなめのバースデイ!この大事な大事な1日に、またもや事件は起きたのだ。旅行にいけない宗介の不在を狙うように、かなめたちの乗る船がテロリストたちによってシー・ジャックされた!しかし、自称"悪逆非道"な覆面テロは、ざんばら髪にへの字口…これって、まさか?もしかして?かなめ&宗介&テッサ-恋の三角関係もますますヒート・アップして、聖なる夜に世にも奇妙なドタバタ騒ぎが幕を開ける!恋と涙とテロが満載!超無軌道アクション・バトル、シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 短編版の軽いノリがありつつも、やはり本編。バトルが多い。

    宗介のはっきりしない態度でしばらく三角関係が続くと思いきや、宗介とかなめがきっちり自分の気持ちを認め決着。
    決着後もなんだかんだでテッサは絡んでくる感じはするが。

    また一つ男らしく成長した宗介ではあるが、やはり男らしくカッコイイのはマデューカスだな。船の危機をきっちり冷静に対処する様は惚れるねw

  • いつものごとく戦闘はシビアだが、ストーリーはドタバタコメディ
    最期カリーニン少佐があやしげな雰囲気で終わるところが次巻以降への伏線か。
    宗介のかなめに対する気持ちが素直になりつつある。

  • 【再読】シリーズ全体を通じて丁度中間くらいに位置するエピソードですね。本編を構成する長編にも関わらずアニメでカットされたのは、内容的に「つなぎ」感があるからでしょうか。ともあれ、香港での一件を経て宗介との信頼関係(?)が深まった"アル”と宗介のやりとりや、宗介が抱くかなめとテッサそれぞれに対する思いにも一つの決着がついたりと、中継ぎ回でも今後の展開に対するかなり重要なポイントが語られているのだよな…。今回はマデューカス中佐が格好良い。彼への評価がぐるりと変わった巻でもありました。あとカリーニン少佐の動きが不穏…。

  • 面白い

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    本巻の見どころはマデューカス副長による水中戦かな。
    今までは単なるうるさい軍人という感じだったのに、スイッチが入った副長はかっこよかったよ。一方で宗介とテッサの関係には決着がついた感じだな。もう、間違いようがないぐらいに明確な回答だったと思う。
    ミスリルも一枚岩ではないようだし、今後もいろいろと動いていきそうだね。

  • 軽めのコメディ巻かと思いきや、読み終わってみるとしっかりフルメタ長編だった。船内という限られた空間ながら、様々な視点が交錯してハラハラする展開が続いた。単調にならず、ごちゃごちゃもしない、、さすがフルメタ。
    いつものようなASの戦闘は無いが、マデューカスの活躍で十分お腹いっぱい。何となく残念なイメージがついているマデューカスだけど、あの地位にいるだけあって、やっぱり凄いオジサンでした。
    敵組織の影が濃くなってきて、ここからの長編はシリアス展開が続きそう。宗介とかなめ、テッサの関係もハッキリとしたし、シリーズも折り返しを過ぎた感じか。

  • 「ダイ・ハード」みたいで面白かった!中盤からずっとアクションが続く展開も好き!中盤からは全体的に軽さとシリアスのバランスよかったような気がするけど、この後の長編はシリアスな感じも、もっと見たいかも・・・!

  • フルメタル・パニックシリーズの長編5作目。

    序盤が短編のような軽いノリから始まるため、後半の展開は意外の一言。少し後半になっても序盤のノリの余韻が残ってしまうのがシリアスな雰囲気の邪魔になってしまう印象はある。

    しかし展開としては以前の巻の続きとして激化していく戦闘を見せたり、テッサの心情描写を厚くして艦長としての悩みや少女としての悩みを描き切ったり、そんな中でかなめと二人のヒロインがいることをどうするのか、など魅力の多い巻だった。

    戦闘的にはAS戦としては激しくないもののテッサ以外の指揮で動くダナンや最後のアーバレストの使い方など、独特の魅力があって良い。

  • 合金と艦長と聖夜の話。シリーズ通算十二冊目、長編第五弾。とにかくテッサに代わってデ・ダナンを指揮するマデューカスがイカす。他の長編に比べると結構ライトで事件としてもとりたてて重要ではないが、ミスリル幹部の来歴を匂わせたり、テッサが失恋したりと読み飛ばすわけにはいかないディープな内容。

  • アストラルの登場にぞ~っとした。毎度陣高生は大変です。だんだん雲行きも怪しくなってまいりました。

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著者プロフィール

東京都出身。小説家。代表作は「フルメタル・パニック!」(通称「フルメタ」)。また、「フルメタ」の十数年後を描くスピンアウト作品「フルメタル・パニック! アナザー」の原案・監修も担当。そのほか、アニメのシリーズ構成、脚本なども手がけている。

「2016年 『甘城ブリリアントパーク8 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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