- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829115992
作品紹介・あらすじ
「奴はもはや、神凪にとって有害な存在となっている。-討たねばならん」八神和麻の父・厳馬の言葉に、綾乃はびくりっと身を震わせた。過去の記憶に追いつめられた和麻が、暴走を始めたのである。魔術師ヴェルンハルトに、能力を与えられた若者たちが再び戦いを始めた。魔術師の情報を得るため、その若者たちを次々と狩っていく和麻。狩られた者は、廃人となり果てていく。和麻の壊れようがにわかに信じられない綾乃だったが、最愛の弟・煉の声も届かない和麻を見た瞬間、彼女の中で何かが音を立てて崩れた。美しい紅炎を纏わせ、神凪綾乃はついに和麻の前に立ちふさがる。炎術師VS風術師、戦いの行方は?愛と勇気のエレメント・アクション第5弾。
感想・レビュー・書評
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主人公過去編、になります。
『今』が暗い分、やけに『過去』はやけに明るく思えます。
とはいえ、主人公が出てこない『今』は明るいままです。
内容、シリアスなはずなんですけどw
毎度お約束(?)の破壊活動もそれほど大きくもなく
その点だけは、ごく普通に終わった…かと。
『人形』はどうするのか、どうなるのか。
唯一シリアスの、そこが気になりますw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヴェルンハルトとはここでは直接の対決をみせる事はなかったが、今後、ラピスとの対決や、綾乃との関係がどう変わっていくのかに期待したい。
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後編です。
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この巻は4巻からの続きの話と成っています。この巻では、和麻が復讐モードに入ってしまって大暴れしています。
和麻を止める為に綾乃が和麻と立ち合った上に、和麻を正気に戻すことに成功します。ですが、あれだけ暴走した割には自問自答で立ち直ってしまう点は、ちょっと安易な気がします。
他には七瀬の救出に由加里が活躍していますが、彼女は一般人の筈ですが・・・。だんだんと、一般人離れしてきた感じです。
又イラストが本文に良く合っていて、いい感じです。漫画を連載しているようですので、今度チェックしてみようかと思います。
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前巻で謎の少女・翠鈴(ツォイリン)の秘密と、今回の事件の黒幕が
明らかになった。
証拠隠滅とばかにり翠鈴の手によって破壊された万魔殿(パンデモニウム)。
しかし、終結するかと思ったサイキックバトルはさらにパワーアップして
続いていた。
そしてなぜ能力者同士を戦わせているのか、その理由が未だハッキリとしない。
綾乃や警視庁特殊資料整理室室長・橘霧香が頭を悩ませている頃、
さらに頭の痛い問題が立ち上がる。
和麻が、姿を隠した黒幕の行方を調べるため片っ端から能力者狩りを
している、というのだ。
事件の解決に加え、和麻の説得の任まで負わされた綾乃。
果たして無事解決できるのか?
和麻の本音が覗けるのは今回が初めて?
かなりの部分で明かされた和麻の過去にも注目するべし!! -
ストーリーはよかったのですが、展開が急過ぎ(;´Д`)
過去に囚われて暴走した人間がああも簡単に戻ってしまっては・・。少し評価落ち;;しかし読みやすくはなっていました。