紅牙のルビーウルフ (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 120
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829117514

作品紹介・あらすじ

細く高く咆哮が響き、それに従って白と砂色の狼が駆ける。声の主は-長剣を携えた一人の少女。輝く紅玉の瞳をもち、赤い髪をなびかせて走る彼女の名は、ルビーウルフ。赤ん坊のころ森で盗賊に拾われ、狼の兄弟に囲まれて育った盗賊娘だ。「覚悟はいいか。-国ひとつ、盗りにかかるぞ野郎ども!」殺された仲間の仇を討つため、そして民に幸せをもたらすため、ルビーウルフの旅が今、始まる!第17回ファンタジア長編小説大賞準入選作。狼たちを従えた美しくも逞しきヒロイン、颯爽と登場。

感想・レビュー・書評

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  • 王道わんわんラブロマンス。主人公のルビーウルフが飾らない狼女王なのがいい。
    ゲーム「ファイアーエムブレム」をどこか彷彿とさせる(特に聖戦の系譜・聖魔の光石あたり)。王族が汗水垂らして頑張る話が好きな人はハマるはず。
    物語も、広げた風呂敷をちゃんと畳みきっており好感が持てる。エピローグ後もキャラクターたちの「これから」を想像したくなる。
    世界観を上手く説明しながら話が進んでいき、設定の破綻のなさや作者の技量の高さがうかがえる。これを書き始めた作者は当時19歳かそこらだったはず。別の作品もぜひ読んでみたいと思えた。

  • 素直な男の子向けりりしいおひめさまもの
    敵役が阿呆すぎる
    15年はほっとき過ぎ

  • 先日読んだ3巻が面白く、かつ全巻図書館で見つけたこともあって
    1から読み始めましたルビーウルフシリーズ。

    この巻が始まりの巻なわけですが、1とついていないし、この本が
    著者様のデビュー作ということもあって、3巻より密度が濃く、
    面白かったです。

    やっぱりヒーローヒロインがツボだったんですが、あることに気が付きました。
    出た時期も平成17年ですし、ミョーに、以前好きだった
    ガンダムSEEDのアスランとカガリにこのヒーローヒロイン重なるんですが!

    男前で男言葉の姫君ヒロイン(ヒーロー?)と
    デコを気にするへなちょこだけど誠実で頼もしいヒーロー(ヒロイン?)。
    ほら!(大笑)

    加えて面白かったのがこのルビーウルフ以上に彼女の周りを固める
    女性キャラ達がおっかなかったことです(笑)。
    ぶっちゃけルビーウルフが1番可愛いですよ。他の女性陣怖ぇ!(褒め言葉)
    あ、ヒロインでも狼のケーナは頼もしいけど女らしいです。

    そんなこんなで続刊読むのも楽しみになりました。
    早速2巻も読みます。

  • 先輩の本第一弾。
    本編はすべて読了。短編2冊は未読。

    中だるみや誤植はあるものの、キャラが立っているため、安心して読み進めることができた。
    どこかで見たような設定があったり、ベタだなぁと思うところはあったが、ちゃんと物語が終結していたので、個人的には良い最終巻だったと思う。

  • 本編―全7巻、番外編―1巻で完結済み

    輝く紅玉の瞳に赤い髪の少女。
    赤ん坊の頃、盗賊の頭:モルダが森で瀕死の男に遭遇し託された赤子。
    白狼:ヴィアンカが母であり、狼の兄弟に囲まれ育った盗賊娘。
    彼女の名は、盗賊団ブラッディ・ファングのルビーウルフ。
    迎えと称したアーディスら国軍魔道騎士に仲間を殺され・・自らの出自を知った。
    そして、父の無実を証明し、ルビーウルフを守りたいと願う、国軍魔道騎士ジェイド。
    「覚悟はいいか。――国ひとつ、盗りにかかるぞ野郎ども!」
    仲間の仇を討つ為、そして民に幸せをもたらす為にルビーウルフ達の旅が始まる。

  • 狼少女。
    絵も可愛いし、話も楽しい。
    恋愛がもどかしくて続きが気になってどんどん読んじゃう。

  • このシリーズまだ2巻までしかよんでないんだけど
    もう設定がすきすぎる!!!

  • お店で目がとまったのでなんとなく読んでみる。王道ファンタジーと言い切るほど私がファンタジーを読み込んでいないのでアレですが…キャラも文章もそれなりに面白い。あっという間に読了。
    が、さらっと読めちゃう分、こうなんだろうもうちょっとぐいぐいっと引き込むところが欲しいような・・・

  • 盗賊団で狼に育てられたルビーウルフ。
    実は行方不明の王女で王位継承者だった。
    狼王女と国の乗っ取りをたくらむ一派との攻防の話。♪

  • 王道。その一点に尽きます。<BR>
    主人公であるルビーは男女共に好感を抱けそうな正統派のファンタジーヒロインだし、ヒーロー役のジェイドも魔法が使える騎士で自分の目的のためにルビーと手を組むというありがちな設定。<BR>全体的に表現もきれいで豊富、読みやすい文章をしている。ギャグも冴えていて面白い。キャラクターも完全な悪人がいなく魅力的。<BR>でも、ただそれだけのように思えます。<BR>王道にのりすぎてオリジナル感がまったくない、既存の作品を繋ぎ合わせただけそんな印象を受けます。<BR>面白いのですが、ファンタジーを普段から読み慣れている人にはつまらないかもしれません。<BR>まあ今のままであればそれなりに楽しめるし、安定株だと思うのでこの次のシリーズでどうなるか。<BR>これと似たような作品であれば、多分同じ展開で飽きてくると思うので、次巻ではなく次シリーズに期待といった所。<BR>良作ではありますが、ファンタジー初心者向き。

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