銀月のソルトレージュ: ひとつめの虚言 (富士見ファンタジア文庫 147-2)
- KADOKAWA(富士見書房) (2006年11月1日発売)
本棚登録 : 65人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829118771
作品紹介・あらすじ
細剣が心臓を貫いていた。剣を持つ銀髪の少女をぼんやりと見る。(なんでこの子、泣きそうな顔をしてるんだろう…)優しさと哀しさを湛える翠の瞳に、そんな場違いな感想を抱く。そしてそのまま、リュカ・エルモントは死んだ-。騎士と姫君のロマンスは遠くに去り、銃と蒸気機関が大陸を支配する時代。学術院都市国家フェルツヴェンで学ぶリュカは、街で出会った銀髪の美少女に理由も分からないまま、殺されてしまう。だが次の日、なぜか彼は生きていた…。リュカの周りで何が起こっているのか?謎の男が見せる"魔法"の力。歴史の裏で続けられてきた"不死の魔法使い"たちの戦い。そして明らかになる神話に隠された哀しい真実-。最強の魔法書『ひとつめの嘘』を手にするのは誰か!?気鋭が贈るネオ・バトルファンタジーいよいよ開幕。
感想・レビュー・書評
-
「終末何してますか」シリーズ作者の初期シリーズ。導入良し、主人公良し、ヒロインと幼なじみも良し、ストーリーも堅実で設定もちゃんと作られている。うまく練られた作品。きれいにまとまっていて飛び出たところがないところが欠点といえば欠点か。次巻を読む気にさせる吸引力に欠ける。書かれた時代のためか擬音がやや多いように思えるものの、文章は読みやすく比喩も適切。とても安定した一冊。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示