魔法戦士リウイ ファーラムの剣 鋼の国の魔法戦士 (富士見ファンタジア文庫 み 1-3-4)
- KADOKAWA(富士見書房) (2006年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829118849
作品紹介・あらすじ
「そなたも、私を愛してくれるか?」ジューネは、リウイを上目遣いに見て言った。その表情には恥じらいさえ感じられる。リウイには信じられなかった。目の前にいる女性が、本当に、鋼の国と恐れられるロドーリルの鉄の女王なのか?魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが今回訪れたのは、城塞都市プリシス。そこはロドーリルとの戦いに敗れ、占領下に置かれていた。女王が滞在する宮殿に運良く招かれたリウイは、少女のように振る舞う女王に違和感を感じていた。その違和感の意味を探るうちリウイは、ロドーリルの無謀な侵攻の裏に美しい娘と騎士見習いの哀しい物語があることを知る。リウイ、サーガ最終章、第4弾。
感想・レビュー・書評
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聖剣探索編の4作目。このシリーズになってから盛り上がりに欠けるというか小さくまとまっているというか、物足りなさ炸裂。
何年も前から設定されていたキャラ達のようなのだけど、掘り下げた内容がないのでどのキャラも扱いがものすごく軽いんだよね。
リウイ自信も王子と自覚してからは、あまり予想外な行動をしなくなっちゃったしね・・・素材は面白い事は前のシリーズで分かっているので、もうちょっと美味しく料理してほしいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鉄の女王の国での出来事。
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1/4購入、1/18読了。読後に思ったのは、意外さと勿体無いとの2点でした。
意外とは、ロドーリルという国と女王の印象の逆転です。
勿体無いとは、鉄の女王ジューネ・鮮血の将軍ヒュードという魅力的なキャラクターがいるにも関わらず(ボリュームの)薄い話となっていると感じたからです。かと言って話がつまらないという訳では無いのですが・・・。
「魔法戦士リウイ」シリーズ当初の「剣の国の魔法戦士」「湖岸の国の魔法戦士」的な濃い作品を自分は期待しているのですが、段々とボルテージが下がってきてはしないかと危惧しています。著者の作品は、「ロードス島戦記」以来読み続けてきた大好きな作家ですので、特に気になります。
それにしても、この本のイラスト(横田守氏)を見てるとライトノベル作品にイラストの効果は絶大だと感じます。 -
思うに、ソードワールドの長い歴史で、ロドーリルという国に焦点が当たったのはこれが初めてなんじゃ?内容的にはまあ、例によって淡々とした語り口で、小説というよりワールドガイド読んでるみたいな。
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2006/12/22購入。2006/12/23読了。ロドーリル・プリシス戦争がこういう形で終結したのはちょっと意外。鉄の女王ジューネの件もはっきりしたし。今まで封印されていたパーツがポロポロと明確になってきましたね。ルキアルはどうするのだろう?
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未購入