鋼殻のレギオス 5 エモーショナル・ハウル (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-5)

  • KADOKAWA(富士見書房)
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829118924

作品紹介・あらすじ

思いがけない養父の言葉。リーリンは複雑な思いにとらわれていた。本当は会いたい。心から。でも、それでレイフォンが喜ぶのだろうか…。一方、ツェルニではナルキが第十七小隊に残る意志を示す。対抗試合の最終戦、ツェルニ最強の第一小隊との決戦を前に、ニーナは全メンバーでの合宿を計画した。合宿最後の夜、レイフォンはナルキ、料理当番として参加したメイシェンに呼び出されるが、足場が突然崩れ落ち-。レイフォン、そして第十七小隊に最大のピンチが訪れる。それぞれの運命の歯車は音を立てて回り始め…。超快進撃シリーズの第五弾。

感想・レビュー・書評

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  • レイフォンが過去の事件に囚われ続ける中、級友や小隊の仲間に支えられながらも前を向き始める話。
    次は駄目でもその次には一緒に戦って欲しいっていう言葉が印象的だった。

    ただレイフォンの過去を知りたがろうとするミイ達には辟易した。あんまりああいうの好きくない。

    ツェルニに異常が発生してニーナにも巻き起こる変化が起きる。

  • 新メンバーを迎えた第17小隊の面々は合宿を開始する。そこで思いがけない危機に見舞われ・・・というお話。
    女子率の非常に高い合宿先でキャッキャウフフする・・・かと思いきやそうした場面はほとんどない。つまらん。
    突然のピンチも「主人公強すぎるからちょっと退場させとくか。怪我してるくらいでちょうどいいや」的、安易な神(作者)の意思を感じて萎え。
    もう五巻にもなるというのに、相変わらず過去の失敗、闘わない理由をグダグダと繰り返す展開にも辟易。
    後から設定が追加されるたびに、過去の事件を振り返って「あれはこうだからああだから」と言い訳に終始している印象。
    そろそろ前向きに物語を進めて欲しいところだが、ぶっちゃけ正直飽きてきた。

  • 主人公無双は大好きです。

  • 今回は、レイフォン・アルセイフのグレンダンにいたときに犯した罪について詳しく載っている。

  • 大筋は面白いと思う。
    最強である主人公が、最強であることを一般人にばらしてはいけない
    というのは中々興味深かった。
    確かにそんな面はあるだろう。
    人間は自分の目で見なければ信じない。
    信じていると口では言っても、百聞は一見に如かず。

    以降ネタバレ。



    この刊では、ミィフィとメイシェンが個人的にはムカつきました。
    確かに、恋だろうが愛だろうが好きな人が心配になるし
    話して欲しいと思う女心はわかる。
    が、付き合いが短いのだから過去によっては信用問題に関わる
    というミィの言い草と、それに最終的に同意してしまうメイとナッキには
    がっかりした。

    私はそんなに世間で言うほどフェリが可愛いとも思えないし
    男が描いた女、ということなのかもしれないが
    このミィたちのうざさはあんまりだ。
    今のレイフォン、あるがままのレイフォンを受け入れて
    話してくれるのを待つという選択肢が何故取れないのだろう。
    訊いてもいいだろうか、と尋ねる段階も全てすっ飛ばして、
    天剣授受者ってなに、と逃げ場のないところから訊いてしまうあたり
    えげつないなぁと思った。
    自分がレイフォンだったら、手紙読まれるは根掘り葉掘りップライベートを
    しかももう知ってるから答えろ って感じで訊かれたら
    ぶちきれてしまうと思う。
    ミィとメイはただの世間知らずの女でしかないんだな
    という印象になってしまった。

    自分が感情移入しやすいのがニーナとナッキなのは、
    たとえ自分の方が弱くとも、たとえ足手纏いになろうとも、
    何も知らずにいる側ではなくて、武器を握って同じ戦場に立ちたいと思うからだろうか。
    リーリンやメイの立場にいるのは真平だ。
    フェリの立場もイマイチ違う。
    同じ場所に立って同じ痛みを感じていたいと思う。
    レイフォンの感じるものとは違ったとしてもだ。

    レイフォンがいつか共に戦って欲しいと言ったが
    如何ともし難い力量差があっても、それでもそう言って貰える立ち位置に
    いつかではあっても辿り着けるところにいたいと思う。

    そういう考えが無いから、自分の気持ちだけを優先して
    追い詰めて怪我をさせて、落ち込んで心配させるという
    身勝手な行動を取ってしまうのではないだろうか。
    自分は、そういう女ではいたくない。

  • 大きさ・時間などに関係なく、罪は罪である。レイフォンがまだヴォルフシュテインと名乗っていた時代、つまり天剣授受者であった頃、レイフォンは槍殻都市グレンダンの武芸者たちの頂点12人の1人でありながら、闇試合に出場し、その名を汚した。現実に同じような事件があっても、例えば実力をたくさんの様々な人間に認められたある格闘家が、命と金を賭ける闇試合に出ていたとして、それが明るみに出れば同じように格闘技を汚したと評価されるだろう。そう考えてもやはり、レイフォンがしたことはまぎれもない罪だ。
    しかし作中でナルキが言っていたように、レイフォンの罪はたしかに罪だが、すでに裁かれた罪だ。いつまでも自分で自分を戒めで縛るのは、一種の逃げになってしまうのではないかと感じた。

  • ついにナルキたちに自分の過去を話すレイフォン.しかし,その時,崩落が….今回も,レイフォンの強さが爆発.

  • アニメ化ライトノベルです。
    アニメ第1話を見て原作に着手です(笑)
    頂点まで上り詰めた主人公の挫折から、新たな人生を歩もうとする姿をえがいた学園物。
    主人公の挫折が最初ちょっと伝わり難くて違和感があったけど話が進むにつれてじんわりと判ってきました。
    周りが女の子ばかりってのは・・・作者の趣味でしょうか(^-^;

    アニメのほうは最初意味不明(だから余計に原作に手を出しちゃったんだけど)原作読んで時系列がちょっと整理されました。
    ていうか・・アニメストーリー欲張りすぎかも・・・。

  • ラストが好き。
    「次が駄目でも、次の次には一緒に戦ってほしいから……」
    ニーナがいなくなるよ。

  • 世界観、キャラクター、イラスト、全て大好きですっ。

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著者プロフィール

第15回ファンタジア長編小説大賞〈佳作〉受賞作『マテリアルナイト 少女は巨人と踊る』でデビュー。続く2作目の「鋼殻のレギオス」は大ヒットシリーズとなる。

「2018年 『クラウン・オブ・リザードマン3 無冠の覇者は戦場を望む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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