ホワイト・オペラ 鋼殻のレギオス 7 (富士見ファンタジア文庫)
- KADOKAWA(富士見書房) (2007年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829119679
作品紹介・あらすじ
ツェルニはすぐそこにあった。もうすぐ、レイフォンに会える…。リーリンは、心が痛くなるほどにその時を待ち遠しく感じていた。一方、そのツェルニでは、ニーナが突然行方不明になった理由を誰も語ることができなかった。ナルキは、ツェルニの暴走を止めたのはニーナなのではないか、と考えていた。しかし、その疑問を誰にぶつけるでもなく悶々とする。事実、ニーナは「イグナシス」をめぐる戦いに巻き込まれていた。誰も想像できない、なにか大きな力が働いている。そしてツェルニは、都市戦に向けての本格的な演習に突入する-。超大ヒットシリーズ、待望の第七弾。
感想・レビュー・書評
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始めての都市対抗試合にも関わらず、ベヒモト戦での天剣の凄さやハイア達、教導傭兵団の話の方が主軸で霞んでた。
レイフォンの強さとは裏腹の純粋さも最後に見せた涙も分かる。
ハイアの家を想う気持ちもわかる。
熱さも柔らかさもあった良い巻だった。これからのサヴァリスにも期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
惰性で読んじゃったよ・・・。だってリーリンとレイフォンの再会は見ておきたかったしさー。
前巻があまりにも滅茶苦茶だったので比べてもしょうがないんだが、まあ今回は地に足の着いたお話になっていた。
戦ってばかりいないでもっとこう、キャッキャウフフしろよとか思うけど、そっち方面をこの物語に期待してももうだめかと思ってる。 -
おもしろかった。
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今回は、ハイア対レイフォンの戦いが書かれている。
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私はハイアのように捨てられることなく育てられた。人から見ればそれは普通のことだし、ハイアのような捨て子から見れば幸福なことなのだろう。しかし私は幼い頃から家が、親が嫌いである。人から見れば贅沢な悩みかもしれないが、父親が仕事すら面倒くさがり、母親は自身の価値観を子や夫に押し付けていた。私が高校三年生になってすぐ離婚したが、逆によくそれまで保ったなと言いたくなるほど、険悪な場面が多々あった。それを17年も見ていたら、誰でもそこにいたくなくなる。
ハイアが心休まる「帰るべき場所」を求める気持ちはわかるが、過去の経験上、家が心休まる場所というのは共感できない。 -
第二部第一巻且つ番外編との兼ね合いのせいか、
話を詰め込みすぎて展開も急だった感のある前巻に比べて
多少の落ち着きを取り戻しており読みやすい。
しかし恋愛模様が混沌としてきており
個人的にはそれをメインにされるのは正直興醒め。
女子それぞれの観点から語られた部分はうんざりしながら読んでしまった。
恋愛にまで発展してしまえば、必ず振られる者、壊れる関係が出てくるのに
ツェルニという狭い限られた空間の中で
学生という身分で
更には十七小隊の中で
となればドロドロしてくるだけ。
学園物ラノベにははずせないテイストかもしれないが
恋愛手前のあやふやな関係だったり
レイフォンの人生哲学として語られる分には良いものの
本編の展開も学園物からはみでようとしているのに
あまり可笑しな展開にはしないで欲しい気がするのだが。
余談だが、レイフォンの武芸者としての立場が
こうして書き進められて他の武芸者との戦いの中で描かれていくけれど
筆者は武芸の嗜みでもあるのだろうか。
あるなら兎も角、無いとしてどこまで真摯に取材等をしているのだろうか。
天剣授受者であるレイフォンを主軸に書く以上
いくらラノベだからとは言え真実味が無いことには
重みも深みも感じられない。
ファンタジーで事実ではない世界観としてある分誤魔化し用はあるものの
刀だの八双だの実際の武道の言葉が使われているのに
この戦闘シーンの描き方に、少々の疑問を感じる。 -
ついに都市戦開始.その中,レイフォンはハイアとの一騎打ちに.そして,リーリンとの再会へ….
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アニメ化ライトノベルです。
アニメ第1話を見て原作に着手です(笑)
頂点まで上り詰めた主人公の挫折から、新たな人生を歩もうとする姿をえがいた学園物。
主人公の挫折が最初ちょっと伝わり難くて違和感があったけど話が進むにつれてじんわりと判ってきました。
周りが女の子ばかりってのは・・・作者の趣味でしょうか(^-^;
アニメのほうは最初意味不明(だから余計に原作に手を出しちゃったんだけど)原作読んで時系列がちょっと整理されました。
ていうか・・アニメストーリー欲張りすぎかも・・・。 -
リーリンがツェルニに着いて、物語がようやく一歩踏み出た感じ。
巻を追うごとにフェリの性格が鬱陶しくなっているのがどうも嫌だな。
ニーナとゴルネオの戦いが一番良かった。
先輩がステキです。