踊る世界、イヴの調律 (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-4 黄昏色の詠使い 4)
- KADOKAWA(富士見書房) (2007年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829119761
作品紹介・あらすじ
「あなたを待っていた」クルーエルの面影を宿した緋色の少女は、寂しげな瞳でカインツに告げた。「あなたは、予定運命から外れた存在。-その始まりは、いつだったと思う?」静かに、世界は変わりつつあった。灰色名詠の真精の襲撃後、体調を崩しがちになるクルーエル。彼女のそばに、何かの気配を感じるネイト。そして、名詠式に用いるセラフェノ音語に隠された秘密に気づくミラーたち…。緋色の少女は語り続ける。「わたしは、彼女が殻から抜け出すことを望み、見守るだけ。-そう、わたしの愛しいクルーエルを」世界が変わる時、ネイトとクルーエルも"変化"を求められる-。存在の意味を問う、召喚ファンタジー第4弾。
感想・レビュー・書評
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ようやく!
ようやく名詠式において大事な『セラフェノ音語』に関して触れてくれたー!!
まだ解明には至りませんが、程良く問いを投げかけてくれる感じが楽しいです。
こういう真相があるんではないかと考えるのが本当に楽しい。
自分なりに考えながらも物語の展開に置いてけぼりにならないように頑張ってついていった4巻です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クーエルの存在について少しわかってきたかな?
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キーパーソン的な新たな登場人物も出てきて深層に踏み込んできましたね。ネイトがまた成長してるなぁと。やっぱり守るもの・やることがはっきりしだすとオトコノコは強いわけで。ルーファとか学園長とか大人もいいキャラで好きだなぁ。
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ネイトが一生懸命頑張っていました。 新たに空白名詠というものが出現。シャオの狙い、アマリリスの思惑。 老人二人のコンビが面白かった。
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つらい時、彼女はいつも側にいて支えてくれた。でも、今は自分の力だけで向き合わなければ。そして彼は託された願いに気付く。ネイトがかっこよかった巻。それとイブマリーの遠回しで上から目線の恋文が好きです。
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シリーズ第四巻
またまた謎が増えたよ(笑)
でも、クルーエルの正体については少しはっきりしてきた。
アマリリスがどういう存在なのか、まだ謎だけど。
今回、ネイトくんの自分の力で活躍だったのに、
クルーエルに見てもらえなかったのはかわいそう〜(笑)
でも、彼女にはわかってる(信じてる)んだろうけど。
それに、ただ一人アマリリスに認められなかったネイト。
それにもかかわらず、心の底まで彼を信じてるクルーエル。
だからこれは、信じてくれる女の子のために、
ネイトが成長していく物語になる予感。
うん。男の子はそうじゃなくちゃね。
それにしても今回はクルーエルは眠りの森の美女(笑)
いつもの物語の推進役がこれだと、
お話の進みがどうものろのろして感じてしまった。
お笑い成分がたりなかったからか?(笑)
改めて、クルーエルの明るさと強さは、
この物語に絶対必要だと思う。 -
クルーエルの体調不良の原因やら、『夜色』名詠が『夜色』たる所以のつかみやら、物語としての大きな山場の巻。
物語の核となるネイトはまだまだ未熟、クルーエルは意識不明てことで話のおいしいとこは新登場のキャラに丸ごともっていかれてるのはどうも・・・ね;;
その新キャラが話の基幹部分をぺらぺら話すもんだから、紆余曲折を経て真実を知るって部分が無いのよね。気分的にはミステリーを読んでる最中に隣からそのネタバレが聞こえてきたって感じ;;
なんだかなぁ・・という気分ではあるが、真実の部分を登場人物達がどう消化していくかが残っているのでそこの部分は続刊の楽しみに。
後書きによると来年2月頃に出るらしいので結構はやい時期に出るのね。 -
クルーエルとアマリリス、ネイトとシャオそれぞれの関係とは?
謎が深まるばかりです。 -
空白名詠、アマリリス、シャオ…。次々に謎が広がっていく。少しずつネイトも成長していく。