踊る世界、イヴの調律 (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-4 黄昏色の詠使い 4)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829119761

感想・レビュー・書評

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  • この巻は、ネイトの物語、という雰囲気がすごく強かった。
    ネイトが(心の支えとかは別として、)一人で決めて、一人で頑張るって、今まであんまりなかったと思うと、成長を感じましたね。

    クルーエルの抱える謎も深まってきてますし、
    秘密を抱えたキャラクターも出てくるし、
    これからどんな風に展開していくのか、すごく楽しみです。

  • ネイトが一生懸命頑張っていました。 新たに空白名詠というものが出現。シャオの狙い、アマリリスの思惑。 老人二人のコンビが面白かった。

  • クルーエルの体調不良の原因やら、『夜色』名詠が『夜色』たる所以のつかみやら、物語としての大きな山場の巻。
    物語の核となるネイトはまだまだ未熟、クルーエルは意識不明てことで話のおいしいとこは新登場のキャラに丸ごともっていかれてるのはどうも・・・ね;;
    その新キャラが話の基幹部分をぺらぺら話すもんだから、紆余曲折を経て真実を知るって部分が無いのよね。気分的にはミステリーを読んでる最中に隣からそのネタバレが聞こえてきたって感じ;;

    なんだかなぁ・・という気分ではあるが、真実の部分を登場人物達がどう消化していくかが残っているのでそこの部分は続刊の楽しみに。
    後書きによると来年2月頃に出るらしいので結構はやい時期に出るのね。

  • 表紙が初めてクルーエルのピンなのに、今回は彼女は全然主役でないです。
    彼女の状態が状態なのでしゃべったのもほんの少しです(T_T)
    代わりにもう一人の主人公、ネイト君が面目躍如?
    何せ続く5巻のあとがきで、はっきり作者様がネイトを「主役」と名言されてますから。
    この物語が「夜色名詠」の始まりともいえるシーンから始まっていることを考えても当然かも?

    黒ではなく夜色でなければならなかったのは、「夜空=宇宙(始まり)」が夜色だからでしょうね。
    確かに黒でもなく、1番近い色は透明=空白です。
    そしてもう一つの色、赤。
    やはり思ったとおりでしたわホホ…カインツさんの名はやはり「赤」。
    どの色でもなくどの色でもある彼もやはり「赤」に近かったようです。
    「赤」がどうして「空白」に近いのか、結構気になるのでまだまだ気になる展開ですねー。
    あとどうしてクルーエルが特別なのか。いや彼女がというより彼女とネイトとの関係が特別と言うべきかな?
    確かにクルーエルの異変は彼との出会いからなんですから。

著者プロフィール

『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』をファンタジア文庫にて刊行。

「2023年 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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