旅立ちは突然に (富士見ファンタジア文庫 32-3 卵王子カイルロッドの苦難 1)
- KADOKAWA(富士見書房) (1992年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829124475
感想・レビュー・書評
-
〜お薦めお返事〜
お薦めありがとうございます。ずいぶんと懐かしい作家をお薦めされたなぁと思いました。この作家は以前『流れゆく河のように』と『妖怪寺縁起』で触れたことがあります。当時この方の作品は私には早熟でしたが、今では差し支えなく読めるんじゃないかと思いました。お薦めされたこの作品は初めて知りましたが、昔を省みて再び触れてみるのもいいかもなぁと。とにかく私にとって凄く懐かしい作家です。お薦めありがとうございました!>たもつ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カイルロッドシリーズの第一巻。悪い魔法使いに国中石にされ、無事なのは王子と、魔女見習いの女の子、剣士一人のみ。3人での旅が始まる。
何故か敵に襲われるが敵の正体も理由も謎のまま。
一巻だからしかたないか。 -
まさに突然のストーリー展開で何が起こっているのかも何をすればいいのかもわからず、目の前の問題を片付けていく感じ。何かに似ているなと思えば、昔のRPGかも。ひとつひとつ課題をクリアしていくと世界観が見えてくる。
なのでほぼ序章。これからの展開が楽しみ。 -
3/10.
-
国民や父王たちが、魔道士によって石にされた事をキッカケに旅に出る王子のお話第1巻。
盆栽趣味の王子に、国内外に畏怖されてるのに王子の前ではちょっぴり形無しの王様、厳しくも情に脆い神官…と、登場するキャラが比較的濃い。
面白い一方で、考えさせられる重い部分もあったりで…私的には読み応えあるファンタジー小説。
にしても…王子の苦難、どこまで続くのやら…(苦笑) -
たぶん探したら家の中にあるんだ。
中学生?高校生?くらいの頃に読んでいたファンタジー小説。田中久仁彦さんのイラストとセットで大好きでした。最近ふとおもいだすことがあり、ひさしぶりに読みたいなーと思っている。今は絶版なの?名作なのに!とはいえ物覚えの悪い自分はストーリーもおぼろげで、主人公がことごとく不幸で、でも不幸じゃなくて、ひっくるめて面白い。というバクゼンとした印象のみ強く残っている。
最終巻を読んだのが祖母の家で(今はもう行くことのない)、その時の部屋の様子とか、窓の外の天気が穏やかだったのとか、丸い凹凸のついた擦りガラス越しに届くその時の日差しのやわらかさとか、そういうのは覚えてる。泣きながら読んでいた、たしか。
今読んだら自分は何を思うだろう。
たぶん探したら家の中にあるんだ。
物語脳が活発化してるうちに読みたいな。
見つけて読んだら追記します。
(蛇足追記)
ほかの方々のレビューを拝見していたら、それだけでポロポロ思い出すものがあって楽しいわ(主に登場人物もろもろ)。
初期の富士見はよく読んでたなー。
他には神坂・秋田・小林あたりも読んでた思い出。 -
冴木忍先生の作品で、最初に読んだのがこれでした。話の書き方は軽快ですが、タイトルの通り苦難の数々。そして、人の怖さなどがしっかり書いてあるのである意味重いです。でも良い作品です。
-
冴木忍も田中久仁彦もあのころの大きな割合をしめていた、ミランシャ…
-
なんだか懐かしいライトファンタジー系。
ロードスとかスレイヤーズとか読みあさったなあ。
王国の民がすべて石になって冒険に出る王子という重い出だしだけど、ノリは軽いので読みやすいです。 -
中学生のころに初めてよんだラノベです。
ファンタジーだけど、モンスター(?)より人間のほうが恐ろしかったりします。ヒトの恐ろしさ、醜さ、哀しさが多く描かれています。
もちろん美しい部分のたくさんありますが、それゆえに切なかったり…
久々に読み直そうかな…
むしろ馬王子だけどね!