魔道士協会の陰謀 スレイヤーズすぺしゃる(4)(富士見ファンタジア文庫)
- KADOKAWA(富士見書房) (1993年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829125069
作品紹介・あらすじ
"悪人に借りた金は返さなくてもいい"てな、法律があるかどうかは知らねども、天下無敵の美少女魔道士リナ・インバースの快進撃は続きます。魔竜退治に身辺警護、反乱だって鎮めます。しかし、あとに残るは『竜が踏んでも壊れない』『大魔王の食べ残し』など、ありがたくない汚名のみ。味方につけば心細いが、敵にまわせば面白い"金魚のうんち"こと白蛇のナーガとのコンビにも、ますます磨きがかかります。その破壊力は天井知らず。ひとは言う。"長生きしたけりゃ、あの二人には関わるな"話題騒然ユーモア・ファンタジー・シリーズ第4弾。
感想・レビュー・書評
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短編集は気軽に読めて面白い。
今回で印象に残っているのは、何でも相談したがるレイルという魔道士だな。最初は凡庸な人物かと思っていたが、書き下ろしでは優秀な部分を見せ、相談したがるのは彼の性質だったことが面白かった。
また、リナが戦いなれしていることも印象に残ったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ短編集第4巻。6つの短編を収めています。
第1話は、リナとナーガが、キャベツ2玉とブタ肉コマ切れを町の人びとに要求する黒竜(ブラック・ドラゴン)の退治を引き受ける話。じつは黒竜などは存在せず、幻術使いの町長のしわざだったことを見破ったリナたちは、お礼にキャベツ10玉を受け取ることになります。
第2話は、公私混同を堂々とおこなうクルアサル・シティ魔道士協会の評議長ハミンガムと、どんなにささいなことでも相談にかけようとするレイルを始めとする反乱軍との戦いに巻き込まれる話。第3話も、獣使い(ビースト・マスター)の少女ミリーと動物保護協会との戦いに巻き込まれる話。第4話も、発掘したお宝を奪い合う魔道士協会の副評議長2人争いに巻き込まれる話。
第5話は、異様にもの忘れが激しいエルフ、シャーリーンの依頼を受けて、彼女の娘のモリーンを探し出す話。リナたちよりも先にシャーリーンから捜索依頼を受けていた魔道士たちと戦うはめになります。
第6話は第2話の続き。リナとナーガが、ウミユリのような受け答えをするレイルくんと、悪役っぽい話し方に美学を見いだすバーグラーさんを伴って、ハミンガムの配下にあったグリマスの反乱の鎮圧へと向かいます。
テンポのいいギャグの応酬で構成されるキャラクターどうしの会話が楽めました。 -
スレイヤーズシリーズ。ファンタジーにドドっとハマることになったキッカケの一つ。テンポが良くキャラが立ってて世界観もしっかりしてて好きだった。
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金のためにアッサリ裏切るナーガ(笑) 動物保護協会に狙われるビースト・マスターなどやっぱり面白いな(笑)
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