激走乗合馬車 (富士見ファンタジア文庫 20-26 スレイヤーズすぺしゃる 11)
- KADOKAWA(富士見書房) (1997年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829127599
作品紹介・あらすじ
うなる爆音、あらヤだ怖い。覇権をあらそう乗合馬車の、組合同士の騒動に、いつものよーに巻き込まれるのはリナ=インバースと白蛇のナーガ。組合同士のあらそいが、いつのまにやら血で血を洗う個人的なたたかいに。よせばいーのに、このふたりに運命ゆだねちゃった不幸な乗合馬車業界の、明日はどっちだ!?さらには乗合馬車だけならまだしも、環境と報道、魔道と物理学、そして乙女心と牛乳の関係という、世の中に氾濫するすべての二律背反(!?)にリナが一石を投じちゃう。-問題は、その一石で事態が解決するかどーかだが。疑惑の心に眠りの呪文。
感想・レビュー・書評
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シリーズ短編集第11巻。4本の短編を収めています。
「すべては真実のために」は、魔道士協会の機関誌『ドライアド・スポークス』を刊行しているメディオさんの依頼を受けたリナとナーガが、近くの湖に住む、水霊族(ニルファ)の生き残りに遭遇する話。
「脱出! 十把一からげ」は、国王から反逆の疑いをかけられて兵に包囲されているロード・カイラスの館から、味方の兵士を全員脱出させるという作戦を、リナとナーガが決行する話。
「激走! 乗合馬車!」は、2つに分裂して内部抗争をくり返している乗合馬車組合の揉めごとにリナとナーガが首を突っ込む話。
「牛乳哀歌」は、ナーガのせいで乗合馬車組合が経営破綻した後、牛乳配達の仕事をしているロバーツ=ディンボルトさんの依頼で、牛乳泥棒をつかまえる話。
今回もテンポの良いストーリーで読みやすく、楽しめる内容でした。 -
スレイヤーズシリーズ。ファンタジーにドドっとハマることになったキッカケの一つ。テンポが良くキャラが立ってて世界観もしっかりしてて好きだった。
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もう1つの「スレイヤーズ」シリーズ第11弾。
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東スポのような記者に付きまとわれる『すべては真実のために』(笑)落ちも笑えた(笑) 『激走!乗合馬車!』も面白かった(笑)相変わらずナーガは(笑)『牛乳哀歌』これも落ちが(笑)
1997年7月20日購入
1997年7月21日初読
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