家政婦は見たかもしんない (富士見ファンタジア文庫 20-27 スレイヤーズすぺしゃる 12)
- KADOKAWA(富士見書房) (1997年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829127896
作品紹介・あらすじ
リナは来ました、今日も来た。潜入捜査を依頼され、家政婦として名家でバイト。今だみせるぞ家事の技。郷里じこみの凄腕メイドと、感嘆されるリナの前、立ちはだかるは…。やっぱしいつもの金魚のうんち、白蛇のナーガの高笑い。あぁ涙。結局いつものどつき合い?と、悲しむいとまもあらばこそ。名家の一人娘の、性別問わない「らぶらぶアタック」が襲いかかる。いろんな意味で、リナちゃんぴーんち!!さらには、師匠誘拐事件やら、宝珠争奪合戦やら、しちめんどーくさい事件がにぎやかしくも待ちうける。
感想・レビュー・書評
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シリーズ短編集第12巻。4本の短編を収めています。
第1話「家政婦は見たかもしんない」は、リナが依頼を受けて、盗賊を働いている疑いのある屋敷にメイドとして潜入する話。なぜかナーガもメイドとなって登場し、この家の一人娘のデイジーに迫られながら、黒装束の正体を暴くことになります。
第2話「見果てぬ野望のそのために」は、師匠のディラックさんが誘拐されたと訴える少女・ファミールを助ける話。
第3話「宝珠をわが手に」は、リナとナーガに難癖をつけてきた双子の冒険者ルーシーとエイシスと戦いながら、遺跡の宝珠を手に入れる話。
第4話「自由をその手に」は、第2話で登場したディラックさんとファミールが再登場する話です。ディラックさんがかつて所属していたという「組織」から追手がやってくるが、リナは反対に敵の本拠地に突入をかけます。
本作のキャラクターや会話回しはいかにもライトノベル風ですが、今日の「萌え」要素は含まれていない作品でしたので、第1話のデイジー絡みの展開は少し意外でした。まあ、けっきょく未遂に終わるわけですが。 -
スレイヤーズシリーズ。ファンタジーにドドっとハマることになったキッカケの一つ。テンポが良くキャラが立ってて世界観もしっかりしてて好きだった。
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『家政婦は見たかもしんない』意外な展開(笑)盗賊団の正体とその末路(笑)恋の毒牙に(笑) 『見果てぬ野望のそのために』木の根に人望があるナーガって(笑)青虫にも(笑) そして事件の黒幕って自然保護団体って(笑)
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