仰げば鬱陶し (富士見ファンタジア文庫 20-29 スレイヤーズすぺしゃる 13)
- KADOKAWA(富士見書房) (1998年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829128268
作品紹介・あらすじ
ウワサの彼女は激しいねぇ。こづかいかせぎに盗賊いじめ。たまには呪文でもブッ放そうか。-悪逆非道な魔道士が、傍若無人をくりかえし、しまいにゃ魔道士全体の風評をおとしめる。そんな危機感にかられた魔道士協会がリナ=インバースの前に送り込んできたのは、教育係の青春先生ゴラス。「はっはっは!リナくん、フォークの持ち方がなってないぞ」思わず"ぷちっ"とキレるリナ。意にも介さぬゴラス。このズ太さならリナの再教育も夢じゃない!?教育界に一石を投じる前後編。食を極める短編に、正義の王女の外伝も収録。
感想・レビュー・書評
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シリーズ短編集第13巻。4本の短編を収めています。
第1話「仰げば鬱陶し」は、各地で悪逆非道なおこないをくり返しているリナに対して、クランドール・シティの魔道士協会が教育係を送り込んでくる話。
第2話「PB攻防戦」は、避暑・観光の地として知られるイルマード公国で、豪勢なプライベート・ビーチの警備を引き受ける話。ビーチの所有者のリリィさんのキャラクターが良いですね。
第3話「もったりとしてコクがなく」は、ガルバートと名乗る剣士が、リナに料理のまずさで勝負を挑んでくる話。オチがしっかりしていておもしろかったです。
第4話「アメリア・地方漫遊記」は、タイトルの通りアメリアにまつわる話。麻薬の密売にかかわっているという地方のロードに、正義を愛するアメリアの制裁が下されることになります。
第5話「きみのゆく道は……」は、第1話の続き。次々に教育係を送り込んでくるクランドール・シティの魔道士協会にリナが逆襲します。
今回はじめてアメリアが主役を張る短編が含まれています。他のキャラクターについてのサイド・ストーリーも読んでみたいところです。 -
スレイヤーズシリーズ。ファンタジーにドドっとハマることになったキッカケの一つ。テンポが良くキャラが立ってて世界観もしっかりしてて好きだった。
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『仰げば鬱陶し』次々に送り込まれるリナの教育係(笑)みんな濃いな〜(笑) 『PB攻防戦』執事のセバスチャン(笑) 『もったりとしてコクがなく』どんな料理だったんだ(笑) 『きみのゆく道は…』教育係を送り込む黒幕の結末(笑)そりゃ怒りのやり場が必要ですよね(笑)
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