戦慄の破壊神 (富士見ファンタジア文庫 95-1 モンスター・コレクション・ノベル)
- KADOKAWA(富士見書房) (1998年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829128282
作品紹介・あらすじ
魔道士ギルドから追放された、異端の召喚術師イエルは、修道女ウェンディから危険な依頼を受ける。古代の魔道兵器"ジャッジメント"の復活を阻止し、空中都市タージケントの破壊をくい止めて欲しいというのだ。ふたりは復活のキーとなる神宝を探すため、風化したダンジョンに向かう。しかし、そこには"ジャッジメント"を我が物にせんと企む、敵側のモンスターが待ちかまえていた!話題沸騰のカードゲーム『モンスター・コレクションTCG』をオリジナル小説化。パワーアップ・カードセット"古代帝国の遺産"と完全リンクでおもしろさも2倍!空前絶後!リミッター・オフの召喚バトルが開幕する。
感想・レビュー・書評
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なんと。「満月の夜」の原案は古代帝国の時からあったのか。
モンスター・コレクションTCGを知っている者としては、
どうしても、モンコレのカードを念頭に置いて物語を読んでしまいます。
それは、知っている者の特権ではあるのだけど、
純粋に物語を楽しむ時には、邪魔になっているのではないかなと思ったりもします。
………
「やかましいッ!」
突然、イエルはウェンディを吹き飛ばさんばかりの勢いで叫んだ。
「いいか、所詮奴らは駒(ユニット)だ!
そんな連中にいちいち名前をつけたり、その死に悲しんだりなんぞしていられるかッ!」
あまりに激しい怒気にウェンディは言葉が出なかった。
「いちいち悲しんでなど……いられるものか」
包帯の巻かれた右手。イエルはその手をぎりっと握りしめる。
それだけが、彼の見せた悲しみだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔道士ギルドから追放された、異端の召喚術師イエルと修道女ウェンディの活躍するシリーズ。<BR>
カードゲームのモンコレが元の小説ですが、モンコレを知らなくても大丈夫、楽しめます♪<BR>
キャラがとっても魅力的で、モンコレに登場するいろいろな種族やモンスターも登場。<BR>
召喚術大好きの私としては、とってもおいしい作品でした。