戦慄の破壊神 (富士見ファンタジア文庫 95-1 モンスター・コレクション・ノベル)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 51
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829128282

作品紹介・あらすじ

魔道士ギルドから追放された、異端の召喚術師イエルは、修道女ウェンディから危険な依頼を受ける。古代の魔道兵器"ジャッジメント"の復活を阻止し、空中都市タージケントの破壊をくい止めて欲しいというのだ。ふたりは復活のキーとなる神宝を探すため、風化したダンジョンに向かう。しかし、そこには"ジャッジメント"を我が物にせんと企む、敵側のモンスターが待ちかまえていた!話題沸騰のカードゲーム『モンスター・コレクションTCG』をオリジナル小説化。パワーアップ・カードセット"古代帝国の遺産"と完全リンクでおもしろさも2倍!空前絶後!リミッター・オフの召喚バトルが開幕する。

感想・レビュー・書評

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  • なんと。「満月の夜」の原案は古代帝国の時からあったのか。


    モンスター・コレクションTCGを知っている者としては、
    どうしても、モンコレのカードを念頭に置いて物語を読んでしまいます。
    それは、知っている者の特権ではあるのだけど、
    純粋に物語を楽しむ時には、邪魔になっているのではないかなと思ったりもします。

    ………


    「やかましいッ!」
     突然、イエルはウェンディを吹き飛ばさんばかりの勢いで叫んだ。
    「いいか、所詮奴らは駒(ユニット)だ!
    そんな連中にいちいち名前をつけたり、その死に悲しんだりなんぞしていられるかッ!」
     あまりに激しい怒気にウェンディは言葉が出なかった。
    「いちいち悲しんでなど……いられるものか」
     包帯の巻かれた右手。イエルはその手をぎりっと握りしめる。
    それだけが、彼の見せた悲しみだった。

  • 魔道士ギルドから追放された、異端の召喚術師イエルと修道女ウェンディの活躍するシリーズ。<BR>
    カードゲームのモンコレが元の小説ですが、モンコレを知らなくても大丈夫、楽しめます♪<BR>
    キャラがとっても魅力的で、モンコレに登場するいろいろな種族やモンスターも登場。<BR>
    召喚術大好きの私としては、とってもおいしい作品でした。

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著者プロフィール

グループSNE所属の小説家・ゲームデザイナー。ソード・ワールド2.0のメインデザイナーとして活躍する。

「2020年 『ソード・ワールド2.5サプリメント モンストラスロア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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