セイバーマリオネットJ 12 (富士見ファンタジア文庫 39-18 SMガールズ)
- KADOKAWA(富士見書房) (1999年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829129012
作品紹介・あらすじ
全ての始まりの地、メソポタミア号。小樽たちはついに、ここまで来た。目指すはテラツーにおける女性復活。「ここはオレ一人で行かせてくれ」ライムたちに決然と告げる小樽。そう、ローレライと会い、運命を決めるのは彼自身なのだ。黙って小樽を見送るライムたち…。だが彼らを待ち受けているのは、過酷な試練であった。小樽はローレライに試され、ライムたちは最愛の友と闘うことになってしまう。今、テラツーの未来は、一人の少年と六人のマリオネットたちに託された!あかほりさとる入魂のラストシーンが君の心を打つ。5年にわたる小樽とマリオネットとの物語、ついに完結。
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終巻。
メソポタミア号に単身で乗り込んだ小樽は、そこでローレライと出会います。彼女は小樽に、ライムたちを本当に愛することができるかと問い詰めます。じつは彼女は、オリジナル・ローレライの心を宿した、最初の乙女回路を持つマリオネットだったのです。
そこへ、ファウストたちが現われます。メソポタミア号の外では、ゲルマニアの最終兵器・クリーガァⅢ(ケーニッヒ・クリーガァ)の圧倒的な力を前に、ライムたちは苦戦を強いられます。
小樽とローレライにもとにやってきたファウストは、自分たちを宇宙へと捨てた地球へと攻め込むプランを披露します。彼は、もはや女性の復活をローレライに頼る必要はないと誇りますが、そんな彼にローレライは、地球がすでに滅亡していることを告げます。絶望したファウストは、テラツーの人類の絶滅を図ります。しかしそのとき、ヘスがファウストに発砲して、ファウストを殺害します。そしてヘスは小樽たちに、自分の正体とローレライとの関係を話します。
TV版『J to X』とは異なる結末ということですが、こちらの方が通りはいいのではないかと思います。ただ、本巻の前半でローレライが小樽に問いかけた、「人類の存続」が「性欲」という回路を通じて達成されることへの態度決定を迫る問いは、答えのないまま放置されてしまったような気がします。もっとも、ライトノベルに答えを求めるような問題ではないのでしょうが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この巻でついにこの物語が完結。
小樽達がついに旅の目的である「メソポタミア号」へ着いたが、そこで待っていた「ローレライ」はなんとロボットだったが、なぜこうなったのがと言う理由も、ゲルマニアの総統の謎も今までの解決されていない謎がここで全部解決します。 -
15禁とアモーレ。ジャポネスの少年・小樽は子供の頃に訪れた事のある“ジャポネス歴史資料館”にて偶然、隠し廊下に迷い込み地下室へとたどり着く。そこで彼が見たものは、一体の女性型アンドロイド“マリオネット”だった。自らを「ライム」と名乗るそのマリオネットのマスターとなった小樽は、普通のマリオネットとは全く違うライムの“感情がある”行動に翻弄される。ライム意外にも、チェリーとブラッドベリーを覚醒させる。
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あかほりさとるが頑張ってた時期に書き始めて書ききったラノベ。
SFっちゃあSFだが完全に美少女もの
キャラデザのことぶきつかささんの出世作?
私は泣きました。 -
泣く。
全12巻購入済 -
僕のラノベデビューはあかほりでした・・・・濃ゆい・・・濃ゆ過ぎる!!!でも大好きです。今でもずっと。懐かしーなー