セレンティアの憎悪 (富士見ファンタジア文庫 20-32 スレイヤーズ 14)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 432
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829129043

作品紹介・あらすじ

覇王もへち倒したし、ガウリイの新しい剣も見つかったし、今度の街では仕事しないでゆっくりしよう!そんなあたし、リナ=インバースと相棒のガウリイは、赤の竜神スィーフィード信仰の盛んな寺院都市、セレンティア・シティをおとずれていた。でもこの街、寺院の大神官たちが暗殺者まで雇って神官長の座を争ってたり、その大神官の用心棒に、ルークとミリーナが雇われてたりで、なんだかめちゃめちゃキナ臭いぞ!?あたしたちに襲いかかってきた暗殺者たちも、どっかで前に戦ったことがあるよーな気がするし…。かつてソラリアで狂った野望を抱き、そしてその野望とともに滅んでいった男の記憶が胸をよぎる。ちょっとまて、まさかヤツらは…。

感想・レビュー・書評

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  • 不器用なカップルでしたね。
    でも、リナさんもガウリィさんも、同じ立場になればこうなってしまうかもしれない。
    だからこそ止めるしかなかったのでしょう。
    そうでなくても彼らなら止めるだろうけど、その立ち位置は今回とは違ったような気がする。
    やっぱりね、回復役は大事だよ。
    もともとどうしようもない世界に生きているなら諦めもつくかもしれないけど、何とかする方法があったのに、何もできなかったとなると、後悔はしてもしきれない。
    失ったものは戻らないけど、だからって割り切れるものじゃない。

  • #読了

    すごく、すごく後味の悪い話だったな…。
    魔が差す、っていうのはこういう事なんかなぁとか思いながら読了致しました。
    切なくてスッキリしない話だったな…

  • 前回の覇王を倒した後、リナ一行が今回の舞台でもある「セレンティア」に着いた途端に「お家騒動」を解決してくれ。という依頼が同市の魔道士協会から来たので、解決しに行ったが最後は後味が悪くなる。

  • シリーズ本編第14巻。

    セレンティア・シティを訪れたリナとガウリイは、魔法協会から仕事の依頼を受けることになります。

    事の起こりは2か月前。原因不明の火事によって、この町の神官長が死去してしまいました。ただちに次の神官を町の4人の大神官の中から選ばなければなりませんが、彼らはたがいに疑心暗鬼を起こして、アサッシンを雇い殺し合いまで始めてしまいます。神官たちとつながりを持っていた魔術協会はこの事件に困り果て、たまたまこの町に立ち寄ったリナたちに、神官長を選出する会議まで町の警護をおこなうことを依頼したのでした。

    リナたちは4人の大神官たちに釘を刺すため順番に訪問を始めますが、北の大神官ケレス=ローレンシオの神殿で、ケレスの護衛を引き受けていたルークとミリーナに再会します。さらにその後、リナは神官長を襲った火事が何者かによる放火であることを突き止めます。事情を知ったケレスは、リナたちのもとにルークとミリーナを送り込み、神官長殺害事件の解決を手伝わせることに決めます。そんな彼らのもとに、アサッシンが襲いかかります。リナたちは応戦しますが、なんとアサッシンの中に、ソラリアで死んだはずの「人魔」ゾードが加わっていました。ゾードはミリーナに毒を注入して逃走します。

    ルークは、ミリーナの解毒を引き受けてくれる神官を探しますが、ケレスに雇われたミリーナを他の神官たちは顧みようとしません。頼みのケレスも復活(リザレクション)の魔法が使えず、ついにミリーナは命を落としてしまいます。復讐の鬼となったルークは、ゾードを倒し、さらにこの町の神官たちの暗殺を開始します。暴走するルークを止めるため、リナとガウリイはかつての仲間と戦うことになります。

    今回は、本シリーズの中ではかなり重い内容。この展開をどう引き継いで締めくくりにもっていくのか気になるところです。

  • ブクログ登録日以前の読了の為レビュー無しです
    ※興味グラフ表示させる為に入力してあります

  • シリーズ第十四弾。

    シリーズの佳境だったはず。


    ******* 再読記録 *******

    2009.09.23

  • この辺りからどんどん
    本編スレイヤーズがシリアスになっていったなぁ。

  • スレイヤーズシリーズ。ファンタジーにドドっとハマることになったキッカケの一つ。テンポが良くキャラが立ってて世界観もしっかりしてて好きだった。

  • 「スレイヤーズ」長編シリーズ14作目。
    覇王を倒し、ガウリイの新しい剣も見つけ・・、しばらくは仕事しないでゆっくりしよう!と赤の竜神スィーフィード信仰の盛んな寺院都市、セレンティア・シティにやってきたリナとガウリイ。しかし、とある事件をきっかけに暗殺者まで雇っての神官長争奪が繰り広げられており、その監視役を魔道士協会から頼まれてしまう。しかもその暗殺者たち、どこかで会ったやつらに似てる・・!?
    ****************************

    あああああ・・・そういえばこんな展開だったなぁ・・・。
    ・・・・ルーク・・・。
    第2部はホントにヘヴィーな展開だなぁ。
    そしてガウリイ、剣の腕前以上にしっかり頼れる大人でびっくり。やっぱカッコイイんだね、この人は。

  • 今も昔もリナちゃんは愛され中。やっぱし無印の長編シリーズ「第一部」が一番面白いと思うので無印1部は星4つ、無印2部とすぺしゃるは星3つ、というところかな。でもぜひお若い方にも過去の長編を読んでいただきたい。

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著者プロフィール

「第1回ファンタジア長編小説大賞」で準入選した「スレイヤーズ!」でデビュー。ほかに「ロスト・ユニバース」「クロスカディア」「アビスゲート」など著作多数

「2019年 『スレイヤーズ17 遥かなる帰路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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