フルメタル・パニック! 同情できない四面楚歌? (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.65
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本棚登録 : 834
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829129746

作品紹介・あらすじ

サザエが新鮮だったから-。ただ、それだけの理由で、絶滅危惧種の貴重な貝を殺した凶悪犯。残虐な手口で罪なき命を奪った殺貝者を暴くために、相良宗介率いる生徒会特別捜査班が動き出した!むごたらしい犯行現場で、宗介のゲリラ的推理が意外な犯人を追いつめていく!?(『磯の香りのクックロビン』より)人外魔境の戦争バカ・相良宗介が正義の鉄槌をふるい、生まれついてのツッコミ娘・千鳥かなめが危地での潜入捜査に挑む!!激動の学園ミリタリー・コメディ、短編集第4弾!お楽しみ書き下ろし短編では、さかのぼること1年-マオ、クルツ、宗介のウルズチーム結成秘話が明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 【再読】騒ぎの中心が宗介ではなく、かなめを始め彼の周囲の人物に焦点が当たる今回でした。特に『磯の香りのクックロビン』では、かなめ本人がやらかしてしまうという珍しい展開が面白い。また『追憶のイノセント』では、なぜハイスペックの林水会長が陣代高校に入学したのかが語られ、その事情にはシンミリさせられました。マオと宗介&クルツの出会いからウルズチーム結成のエピソード『エンゲージ、シックス、セブン』も面白いね。出会うべくして出会った三人という感じがしました。まさに運命の邂逅だな。

  • 短編集は相変わらず、面白い内容だった。
    生徒会長の話はシリアスだったけど、終わり方は非常に爽快だったと思うよ。それでも会長という存在はよく分からない存在だね。
    [more]
    訓練キャンプの話はミスリルのSRT要員とまなると普通の人間では務まらないということだろうか?なにかしら変人要素が残っている気がするな。
    サザエのオチは酷かったな。

  • 今回はいろんな雰囲気の話が収録されていて飽きなかった。普段はキャラが濃い会長のシリアスな話も良かったけど、マオ、クルツ、宗介の過去エピソードも良かった。短編=ドタバタコメディではなく、今回みたいに、シリアスな話や、長編では語りきれない過去についてもやってくれると、読みごたえが増すと思う。
    でもいつもの短編らしい最初の話も結構好きだった。宗介がかなめを追い詰めるパターンも面白い。この話のあらすじにも結構惹かれたな、、思わず笑ってしまった。

  • 「追憶のイノセント」いい話だったなぁ・・・!今回の「フルメタ」の短編は、シリアスな部分がコメディの要素を生かしている印象があって久々に面白かった!

  • 栄螺と追憶と大人と選抜の話。シリーズ七冊目、短編第四弾。林水生徒会長とSRTの過去に関する話が大半を占め、内容もいつになくシリアス風味。林水敦信はフルメタの中でも特に好きなキャラで「追憶のイノセント」は彼の中学時代に触れる貴重なエピソードではあるのだが本人はちょこっと顔を出す程度なのが残念。

  • やっぱ三人の出会いの話が面白かったかな。マオの不名誉除隊の話がすっごく気になるところ。

  • 収録されている話のバリエーションが豊かな巻である。
    最も印象的なのは書き下ろしの「エンゲージ、シックス、セブン」。マオと宗介・クルツの出会いの話。どういう出会いだったかはそれだけで面白いが、ミスリルのメンバー選定がどのように行なわれているかという組織の体制の情報が加わることで楽しみ方は2倍である。基本的にマオ寄りの視点で描かれているためマオの良い所が沢山出ている印象。しかし短編とはいえ敵に妙なコミカルさを付随する必要はなかったのではないかと思える。
    完全にコミカルな「磯の香りのクックロビン」についてはいつもの短編らしい面に加え、「暴走する宗介を止めるかなめ」という普段の構図が成り立たない状況を作り出している為新鮮な面白さがある。「おとなのスニーキング・ミッション」も同様の魅力がややある。
    なお、林水の過去に迫る「追憶のイノセント」は、まとめ方は良かったものの過程がやや淡白なのが勿体無い印象。ただし、この話から登場する「お蓮さん」の今後の短編での登場に期待。

  • 宗介とクルツ、マオの出会いの話が面白かった。

  • 短編集の第4弾。
    勿論学園を舞台としたバカ話もあるが今刊はシリアスな林水の過去の話やマオと宗介、クルツとの出会いのコミカルな話だったりと、バリエーションに富んでた。

  • 20100226
    1週間

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著者プロフィール

東京都出身。小説家。代表作は「フルメタル・パニック!」(通称「フルメタ」)。また、「フルメタ」の十数年後を描くスピンアウト作品「フルメタル・パニック! アナザー」の原案・監修も担当。そのほか、アニメのシリーズ構成、脚本なども手がけている。

「2016年 『甘城ブリリアントパーク8 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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