これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫 き 3-1-1)
- 富士見書房 (2009年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829133705
作品紹介・あらすじ
あなたは隕石を避けられますか?俺は避けた。だが、避けきれなかった。出会いは、突然落ちてくる隕石みたいなものなんだ。俺-地味な高校生だったはずの相川歩は、何の因果か世を騒がす連続一家殺害事件に巻き込まれ、あっさり殺られたはずだった…が、なぜか生きていた。事件直前に出会ったネクロマンサーの少女・ユーにより、ゾンビとして蘇ったという。んなバカな!?そればかりか、魔法の世界から来た少女戦士ハルナに、勢いのまま魔装少女に任命される。何それ!?と思う間もなく吸血忍者の女の子まで出てきて、気づくと全員と同居してた-俺はいったい何やってんだ!?第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作登場。
感想・レビュー・書評
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ゾンビが主人公で、ネクロマンサーと魔法(装)少女と吸血忍者がヒロインのラブコメです。
……たった一言説明しただけで、カオスな内容が透けて見える本作は、読んでみるとさらにカオス。やたら凝った設定は、崩壊寸前のジェンガみたいにグラグラしていますし、主人公を殺した犯人を捜すサスペンス風に(見えてバレバレ)進む展開もあったり、(テンポの悪い)アクションシーンがやたら挟まってきます。
正直言って、何がやりたいんだか分からないと思っていたら、あとがきでSFもサスペンスもアクションも、全部作者のやりたかったことだったと判明しました。……カオス過ぎる。この作品を書いた作者と出版した編集者は、すさまじいチャレンジャーだと思います。
あと最後に、ハルナの馬鹿元気っぷりがやたらと可愛いです。
本作はそんなラブコメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
状況は「落ちもの」としてありきたりだが
主人公のゾンビとしての達観ぶりが良いアクセント
大先生など仲間以外のキャラが活きていないが
以降の展開がどうなるか見てみたい気を起させる作品 -
ライトノベル
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空にペットボトルを投げたら、代わりに
女の子が落ちてきた。
魔法少女ならぬ、魔装少女、だそうで
武器…もとい『杖』はチェーンソー。
連れ帰ったら、家にはもう1人女の子がいて~な
ハーレムですか? な状態。
事実、その後でもう1人追加になって3人に。
そんな家主(?)たる主人公は人ではなくて
最初からいる女の子によってゾンビ。
日中が弱いらしいですが、腐らないゾンビ。
そして魔装少女の魔力を吸い取って
自分もそうなってしまった主人公。
あの衣装付ですか、変態ですか、な主人公。
結局主人公殺した殺人鬼事件は? と思っていたら
一応そちらも解決しました。
いやもう分かりやすいというか、そうだろうね落ち。
そもそも突如としてそんな事言われたら…と思う
主人公はひねくれまくっているのでアウトですが。 -
中二的想像力が全開、しかもそれにまとまりをつけることを完全に放棄して、取っ散らかすだけ取っ散らかしているという印象です。
巻末に置かれた編集部による「解説」にも書かれていますが、設定がどうのとか、文章力がどうのとかいった指摘は的外れなのでしょう。そんな次元を超越したカオスっぷりを楽しめばよいというのは、頭では理解できます。
が、正直なところまだ楽しみ方がつかめていません。ライトノベル初心者の私にはレヴェルが高すぎるのでしょうか。もう少しいろいろな作品を読んでから第2巻に挑戦したいと思います。 -
変身の呪文を逆から読むと……。
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これの冒頭部分を読んだ時点では「文書は悲惨だけど展開はそこそこ楽しめる云々」とか書こうとしてたけど、無理でした。終わり。
……だけではアレなのでもう少し書くと、唯一良いのは絵と設定くらい?
取り敢えず内容に触れるまでもなく文章がひたすらに酷い。それどころかなんの前触れもなく設定やらなんやらが追加されていく場面すら存在するので、読み進めるのも一苦労という有様。
致命的だったのは、キャラが可愛く描かれてないという事……。
ラノベでもなんでも、この手の娯楽作品は「話は微妙でもキャラは可愛い」デキだったらそれなりに満足は出来ると思うんですよ。可愛いは正義←
しかしこの作品はそもそも、肝心のキャラ描写はおろか「」つきのセリフすらまともに存在しないので、文中でキャラに親しめるシーンはほぼありません。
萌作品推しというわけではなく、他の要素がほぼ壊滅している他の量産ラノベと比較して、という話です。
まだアニメの方が純粋に楽しめたかもしれないと後悔しきりでした。 -
アニメを見て興味を持ちました。
文章を読むのが苦手なので、アニメ程は楽しめませんでした。
が、
ありそうでなかった、萌え要素のごちゃまぜ作品、適当なようでうまくまとまっていて面白いです。
木村さんには失礼かもしれませんが、イラストの勝利、な所は大きいかと思います。
が、このイラストに辿り着けるベースストーリーを考えた木村さんも凄いのだと思います。
とにかく、萌え系が好きな方には絶対楽しめる作品です。 -
大正義こぶいち先生
キャラゲーである(ゲームではなく本だが)
問題解決→新たな問題のループで話がすすみ、その合間での日常ラブコメを楽しむという感じかな?
ノボムヨ ノボムヨ