フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.50
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本棚登録 : 992
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135532

作品紹介・あらすじ

大きな犠牲を出しながら、ついに飛び立ったフル装備の"レーバテイン"と相良宗介。強力な敵の迎撃部隊を突破し、かなめが待つメリダ島最深部へ着実に近づいていた。だが、新兵器を装備したレナードが駈る"ベリアル"が出現。切り札の"妖精の羽"も破壊されピンチに陥る。一方、核ミサイルの発射を防ぐため、宗介たちとは別行動をとるマオとクルーゾーも、絶望的な状況に陥っていた。全面核戦争による世界滅亡のカウントダウンが始まる中、彼らに起死回生の秘策はあるのか!?そして宗介とかなめが交わした、あの日の約束は永遠に成就しないのか!?SFミリタリーアクションの金字塔ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • あ〜ぁ、終わっちゃった!

    我慢できず、夜中に一気読みしてしまった。
    だいぶご無沙汰だったから、「あれ、ガウルンって死んだんだっけ?」とか「ヤムスク11って何?」レベルだったけど、やっぱ面白かった。

    最後は読者の望む形できちんと終わらせてくれてありがとうという気持ち。まぁ、読者としては終わって欲しくないから、「望む形で終わる」って矛盾してるけど。
    最終巻ということもあって、やっぱり評価は☆5にしちゃいました。
    12年も連載していたのね。
    BSアニメから知ったから、6、7年の付き合いか。
    あんまりラノベ読まないから、私にとってほぼ唯一のハマったシリーズ。
    他にも書いている人いたけど、これでラノべは卒業すると思う。

    私のイメージするラノベと違って、主人公が弱っちくなくて好きだったのかも。メカは無知なので読み飛ばしてたけど、ドタバタ感が面白かった。学園モノ部分より、基地での話の方が好き。
    戦いというより、一緒に命懸けてるという非日常的な人間関係とか。
    『音程は哀しく射程は遠く』が一番お気に入り。
    だから、「台なし」って言い過ぎ!かわいそう。それは作中で言わなくても、読者がちゃんと言うから大丈夫!笑
    マオはベンとくっつくと思ったんだけどな・・・。
    意味ありげだった「入院中の彼女」の伏線が前巻であっさり回収されてしまったのは残念だったなぁ。
    でもラストは楽しげでよかった。

    最後にかなめの家族の話も伏線回収され、大団円になって本当によかった。
    頬に傷のない宗介に告白されて、戦争と混沌のない世界に自分の好きな彼はいないと気がつくシーンが印象的。

    やっぱ短編は読みたいです!
    このくらい面白い作品、他にも出ないかな・・・。

  • 長い長い旅の終わり。 こんなに感動したのは久しぶり。出会えてほんとに良かった。大切な大切な作品になった。 ありがとう

  • 最後の台詞がすごかった。ハッピーエンド!

  • 完結を待って一気に読んだので、短編が多少しつこくは感じましたが、絶体絶命の状況からなんとか勝つ熱い戦闘、主人公の成長、魅力的なキャラクターなど面白い要素が詰まってました!ある主要キャラが実は生きてたことだけはやり過ぎだったと思いました笑

  • 10年間追いかけてきてよかったと思えた。1巻で提示されたテーマのまま、きちんと最後まできたなと思う。アルのその後がとても気になる…あとはそれだけです。

  • 読み出したのが小5でした。
    断続的にでもずっと追っかけたものが終わってしまうのは何であれ淋しいけれどそれ以上に完結がおめでたいと思うし、嬉しいです。
    最後まで追いかけられて良かった!

    EDとしてはテッサのこれからが一番興味ある。
    次点がレイス。あの人今後どうやって生きてくんだか…
    ベンは翻訳家になってもいいけどグーチョキパン屋さん(笑)みたいなとこに務めればいいと思うよ!
    番たちは勝手に幸せになれるだろうと思うからノーコメ(笑)
    あと世界一うるさいカーナビ搭載の車を運転するために宗介は日本の運転免許取るって信じてる!

  • 【再読】オープン回線を使った宗介の宣戦布告から始まる今回。苦戦を強いられる対AS戦。絶体絶命の危機からの戦死したと思っていた戦友による救済。「父親」との対決。そしてラブロマンスで迎える大団円。などなど読みたいと思う内容が全てぎゅぎゅっと濃縮された、まさに最終回に相応しい痛快な展開に感無量です。「戦う」ボーイ・ミーツ・ガールに始まり「武器などいらない」ボーイ・ミーツ・ガールで終わるのも最高。一貫して熱いエンターテインメント作品でした。名作。

  • 学園SFミリタリーアクションシリーズ完結!長かった割には、けっこうあっさり終わったかな……という印象だけど、かなめと宗介の物語としてはおさまってよかったです。私は、一番かなめの「かなめらしさ」が好きだったので、宗介の恫喝に、いいぞやれやれ~な気持ちでした。「やりなおし」がきく状況で、「やりなおし」を選択するかどうか、そこまでやり直しちゃうと、それはもうその後のつながりの強さも、お互いを思う気持ちも、全否定しちゃうことだよね。「そんなこと」はわかっていたけど、やっぱりそうだなあとあらためて思いました。人の死も、そういうものだと思います。
    テッサとレナード、そしてカリーニンの物語はもうちょっと書きこんでほしかったなあ。もっとぶ厚くてよかったのに~。あの人は……いなくてもよかったかも(笑)。シリーズとちゅうのシリアスフェーズから、面白さがちょっと少なくなってしまった気はするけれど、中盤の面白さは鉄板。ミリタリー・アクションが苦手な女の子でも、学園ラブコメとか、楽しめるポイントがあると思います。少年向けなのに女の子の気持ちがよく描けているのもとても好きだったシリーズです。都合のいい女の子ではなく(というかどっちかというと「都合の悪い女の子」だよね(笑))、矛盾を抱えた、そしてかっこいい女の子がきちんと生きている物語でした。
    それに比較すると宗介は……私は宗介の情けない(子犬っぽい)ところも好きだったので、あの髪を切るシーンとかも好きだったのですが、そういうところが最後はなくなってかっこよさだけのこっちゃったのがちょっと残念かも(笑)。あのあたりはちょっと残しておいた方が、かなめも喜ぶと思うんだ~。らぶらぶっぷりは短編集で読めるのかなあ。シリアスが終わったので、コメディでぜひとも壊れてほしいです。

  • ライトノベル

  • ついに終わってしまった。正直言って、最終巻物足りないよ!そう思ってしまうくらい、ここに至るまでの熱量がスゴかった。どの巻も常にワクワク、ハラハラさせてくれた。
    改めて振り返ってみても、突飛なことをやっているわけじゃないんだよね。あくまでも王道。それでもグイグイ引っ張っていく面白さがあった。それには練られた設定だったり魅力的なキャラクターだったり、エンタメとしての見せ方だったり、いろんな要素があるんだろうけど、まぁとにかく読め、と。読むのが一番手っ取り早い。読み始めたらあっという間だもの。
    終盤のSF展開にはやや置いてきぼりくらったものの、これまでの積み上げで走りきった。自分の好きなラノベを挙げていったら、確実に上位になる作品。同ジャンルのラノベはなかなか読めないなぁ(そもそもあるのかな?)。まだ短編が残っているのでそちらも楽しみに、、

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著者プロフィール

東京都出身。小説家。代表作は「フルメタル・パニック!」(通称「フルメタ」)。また、「フルメタ」の十数年後を描くスピンアウト作品「フルメタル・パニック! アナザー」の原案・監修も担当。そのほか、アニメのシリーズ構成、脚本なども手がけている。

「2016年 『甘城ブリリアントパーク8 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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