影執事マルクの彷徨 (富士見ファンタジア文庫 て 1-1-9)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 108
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135822

作品紹介・あらすじ

「そやつ、エルミナの婚約者、らしいのじゃ」騒がしい列車の中で再び目覚めたエミリオは、エルミナが婚約破棄に向かう最中だったことを知らされ驚愕した。「-待って待って待って!カナメさん!その相手は-」慌てるエミリオに、カナメは瑠璃猫を思わす双眸で言い切った。「それでもエルミナは撥ねつけるつもりじゃ。私はそれにのった。私とエルミナの勝負につまらぬ横やりは許さぬ」二人の意志に圧倒されたエミリオが、早々とエルミナに身体を戻そうとしたとき。ピシンッ-、世界はまたもひび割れて…!?"アルス・マグナ"が導く時の中、カナメとエミリオは真実を追う。

感想・レビュー・書評

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  • この作者は短編集の書き方がとても独特で、とても面白い。短編集なのに、本来の物語を進めながら、短編を挟んでいく。それに、物語と平行して起きている事件があって、その事件についてあとの物語で語るというのもこの作者独特のもので面白い。そんな風にして、今まで謎だった部分が明らかになっていく。うまく読者を飽きさせないようにしているなと思った。
    今回の短編では、今まで全く出てこなかった新しい精霊が強引に出て来たような感じだったけど、意外と精霊の初登場の話がしっかりしていたので良かった。それに、最後にエルミナ達姉妹の父と母の綺麗な思いを聞く事が出来て良かった。
    このあとの展開が気になります。

  • この形式(前作と同様)は、もう飽きたかも。
    普通に短編集のほうが読みやすいかな

  • エルミナもカナメもエミリオも可愛い……っ!! ハァハァ。
    マルク、羨ましい。こんな可愛い女の子たちに囲まれているのにアレだなんて許さん(笑)。

    本編かと思ったら、今回、違いました。
    最初気づかなくて、あれ、また列車乗ってるの……? 的なボケをかまして読んでいた馬鹿。前回のに絡めた短編集だったのですね。でも、可愛かったからいいや。
    次はグレイル編完結のようなので、楽しみです。

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著者プロフィール

『沙の園に唄って』にて、第19回ファンタジア大賞(2007年)で佳作を受賞し、作家デビュー。

「2017年 『魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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