Re(アールイー):3 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫 や 3-2-3)
- 富士見書房 (2010年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829136003
作品紹介・あらすじ
その朝、佐藤光一は混乱と驚愕の極みに立たされていた。広美が甘えてくる。一樹が童貞じゃない。チダイが普通にちょんまげしてる。そして笑顔の兎乃は、透き通っている(比喩でなく)!!あり得ない。記憶操作系ネメシスか?平行世界に飛ばされたのか?己の知る「現実」-『木漏れ日現象』やシェードのことを必死で説明する光一に、年相応の美しい姿の薫が問いかける。「ねぇ…あんた、夢と現実の区別、ついてる?」それは、ネメシス"幸福夢幻"が映し出す理想の世界。誰よりも夢見る少年は、「現実」を取り戻すため、そしてアルルの居場所を守るため疾走する!夢と現実が火花を散らす、夢追人最強伝説。
感想・レビュー・書評
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【展開好】幸せな夢と残酷な現実、どちらを選ぶ?みたいな話。
夢の能力者によって、夢に閉じ込められてしまうんだけど、正直この展開は予想してなかった。
今まで一緒に頑張ってきた薫や兎乃ではなく、前巻で戦った心路、それに従う澄波、油断ならないシェードのボス明日菜と共闘していく。
スポット当たってなかったキャラに焦点を当てた印象。
周りや一緒に戦った仲間が、今までのこと忘れててるけど、ライバルは覚えてて手を組むとか熱いよね!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は夢の世界に閉じ込める能力者(ネメシス)との戦い。ほとんど話には無関係だったがお子様騎士はイラスト付きで登場。登場してなかったら評価下がっただけによくわかってるw
まじめな話、最初に夢の世界と気づかずにそれぞれが自分の夢の姿になってる同級生たちを見た光一の反応はリアリティなさすぎると感じた。身長も胸も成長した薫を見てネメシスの影響と考えはするものの、それはさておき、アルルは?と意外と反応薄めに話を進めようとするのは目の前の異常事態さがその程度のことなのかと違和感を感じた。受け取り方次第かもしれないので作品に問題があるとは思わないし、理屈っぽい設定でやりたい放題の能力なので何が起こってもおかしくはないと理解してるつもりなのだが。
まあ、ぶっちゃけ、主要登場人物を紹介にはいい展開だったかもしれない。にしても、明日菜司令のキャラは納得できないw