ヘルカム! 地獄って、ステキだと思いませんか? (富士見ファンタジア文庫 や 6-1-1)

著者 :
  • 富士見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829136096

作品紹介・あらすじ

「あの…地獄って、ステキだと思いませんか?」"誰もやろうとしない、やろうと思ってもできない。だからこそやってみたい"を人生のモットーとする俺は突然出会った美少女、近村那由多の言葉に我が耳を疑った。しかも彼女は、天国のせいで死んだ人が来なくなった地獄から派遣された広報委員だと名乗り、俺に現世で地獄をアピールする協力を依頼してきた。普通の人間であれば不気味に思い相手にしないだろう。だけど普通が嫌いな俺は「なんか…面白そうだな」とつぶやいてしまい、美少女に頭を悩ませる地獄の日々が始まってしまった。第22回ファンタジア大賞・読者賞受賞の超破天荒ラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭3分の2くらいでだらだらと似たような展開が繰り返されて、非常に飽きる。
    その反面、ラストはかなり駆け足気味に色々詰め込んで終わった印象。

    続きは読まなくてもいいかな、ってくらい文章が単調で文章自体もラノベにしては硬く、読むのが苦痛だったのだけれども、終わり方を見るともう1冊は様子見で読んでもいいかな、と思う。

    2巻次第で見限るかどうか。

  • 「普通」が嫌いな高校生の黒田義貴(くろだ・よしたか)が、二人の男に絡まれている美少女を助け出します。しかし男たちが去った後、少女が義貴に放ったことばは、「地獄って、ステキだと思いませんか?」というものでした。

    近村那由多(ちかむら・なゆた)と名乗るその少女は、現世界での地獄のイメージが悪いのは天国が情報操作をしているせいだと、戸惑う義貴に力説します。地獄のイメージがあまりにも悪いため、死後に地獄行きを希望する人間は減少し、このままでは地獄は過疎のために消滅してしまうのではないかと危機感を覚えた那由多の姉・近村刹那(ちかむら・せつな)が、妹を現世界に送り出し、地獄のイメージの向上を図ろうと計画したのでした。

    「普通」が嫌いな義貴は、那由多の言葉に乗って、現世界の人びとの地獄に対するイメージを刷新しようと試みます。しかしそうした彼らの動きはまたたく間に天国に知られるところとなり、黒髪のツンデレ美少女・添島涼(そえじま・りょう)を送り込んで、那由多たちを襲撃します。

    地獄のイメージ・アップのための同好会をつくるというアイディアがおもしろいと思いました。ただ、文章や構成はまだかなりぎこちない感じを受けます。ライトノベル市場もこれだけ飽和状態になってしまうと、畳みかけるギャグが冴えまくっていたり、中二的な設定がてんこ盛りだったり、熱いバトル・アクションとキャラクターのカッコいいセリフがキマっていたりしないと、印象が薄くて埋もれてしまいそうです。

  • 9784829136096 283p 2011・1・25 初版

  • 「あの……地獄って,ステキだと思いませんか?」
    普通を嫌う少年・黒田義貴が町で少女・近村那由他に声をかけられた.
    なんだか面白そう.
    そんな理由で那由他の話を聞く事に….
    みんなが天国へ行きたがるこのご時世,地獄は人材不足なんだとか.
    それを解消するために
    那由他は地獄のイメージアップを図ろうと派遣されてきたのだという.
    そんな話.

    それなりに面白かったよ.
    義貴少年の普通を嫌う感じとか,
    なんていうか,ちょっとこじらせると厨二病を発症しそうな感じがアレ.
    で,那由他少女が普段バカキャラなのにやるときはやる感じとか.
    天国から来てる奴がまたお約束ですね.
    この天国ちゃんを仲間に引き込んだら面白いことになりそうだ.

  • 現世は起点になるから必要な物ではあるけれど、この話の流れだと天国と地獄の区分けで進めていくよりも対立する異次元の別勢力でつくっていった方が話を発展させやすいようにも感じた、が元々の初期構想で産まれたのがその2つの言葉的な違いの差だったので納得もした。ただ、話からはキャラクターの名前以外からは地獄と天国であるべき差はそれほど無かった分、逆に世界の対立構図とか話の流れがバトル物とか勢力対立でしっかりした物だった。
    主人公「黒田」の価値観とか感性はp232の撃たれたら死ぬ場面で那由他をおもしろがってからかうのは覚悟を決めた後の行動といえども中々に歪んでる性格をしていて、その場面で会話を挟んでいるせいかシリアスな所がある程度掻き消えてて物語っぽいと受け取りもしたがこれが結構インパクトになっている。

  • たゆんたゆんなゆた! たゆんたゆんなゆた!!

  • 天国より地獄はどうですか?
    斬新なアイデアでしたね。展開は弱いですが、よく出来たはなしでした。
    それよか、とにかくキャラが可愛い!挿絵ももちろん、性格も可愛い!
    登場人物が殆ど居ない中で、バトルをうまく展開できたと思いました!

  • 1巻丸ごと使った導入部。
    2巻以降を読まないと何にも言えない感じ。

  • あまり特徴のないごく普通のラノベという印象。

  • コメディだと思ってたら後半は結構シリアス風味。天国と地獄のやってる事が通常イメージとはまったく逆で斬新でしたね。カラオケ大好き那由多のキャラは好きだ。

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著者プロフィール

第22回ファンタジア大賞にて読者賞を受賞、同作「ヘルカム!」にてデビュー。主な著作に「ひなビタ♪」「甘城ブリリアントパーク メープルサモナー」がある。

「2023年 『お嬢様(じつは庶民)、俺の家に転がり込む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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