氷結鏡界のエデン7 空白洗礼 (富士見ファンタジア文庫 さ 2-2-7)
- 富士見書房 (2011年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829136515
作品紹介・あらすじ
「世界を構成する鍵。空白のこと、あなたの魔笛のこと、第七真音律のこと。全てを教えてあげる。望む事実も、望まない事実も」満面の笑みを浮かべ、空白は歌うようにシェルティスに告げた。「あなたには全てを知って-絶望して欲しいですからね」第三機関・異篇郷の拠点に潜入したシェルティスの前に、異篇卿・イグニドが現れる。空白の存在にふしぎな郷愁に襲われ、シェルティスは戸惑いを隠せないでいた。そして同じ頃。千年師・レオンの前には、"理想の敵"が立ちふさがる-。穢歌の庭に堕ちたシェルティスの"真実"が明かされ、"みえざるもの"の実在証明が求められる、重層世界ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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読了
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エピソードⅠ終了。またえらいとこで終わったけれど。過去や因縁もいろいろと露わになり続きが気になる。ヒューイックが黒猫ともども思った以上にいいキャラ・コンビでした。そしてホルンさんも前巻とはガラッと印象が変わったなぁ。こっちが本当の姿なのかしら。「これをやろう」には思わず噴いた(笑)メインだけでなくサブキャラも素敵に描くシリーズ・作者さんだなぁとあらためて実感。
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第一部の終了であるだけに、
物語が激しく動いていて読み応えあり。
冒頭のレオンの過去エピソードと、レオンと春蕾の会話の場面があったので、レオン何かあるなとは思いつつ、
魔笛について知っているであろうイグニドが『待っている』ために選抜部隊に志願したシェルティス。
2人それぞれに何かが起こるとは思ってた。
息が合うから2人が選ばれたっていうのに分断されたりして、シェルティスとレオン、それぞれに訪れる窮地。
イグニドからシェルティスがエデンに堕ちたときの真相が語られ、レオンの前には越えられなかった壁が現れて……
それぞれに大変な状況に立たされる展開。
それにしてもイグニドのヤンデレ?っぷりが炸裂。
シェルティスが無意識にイグニドに攻撃できないとか、イグニドの言葉は色々想像させてくれるけれど、どれも曖昧だから予想しかできない。
イグニドの行動によってシェルティスの立場が変化して、ユミィとモニカの関係も不安定になりそうな予感。
これからどうなるのだろう。 -
第一部終了。
いつも以上に厨二心を擽られる展開で面白かった!
あえて不満を上げるなら、取ってつけたようなレオンの兄ちゃんの存在くらいかな。
それ以外はすごく面白かったし、いい感じで終わって、第二部に期待出来る内容で満足。 -
盛り上がりが半端ない。第二部も大いに期待です
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敵のアジトへの侵入編。敵勢力の構成員や、シェルティスがエデンに堕ちた真相が明らかになり、ようやく物語の方向性が定まってきた感じ。自分の気持ちに気付いたモニカの立ち位置も含めて、かなり盛り上がってきました。第一部終了を告げる最終ページでの予告編で気になる単語が続出しているので、これからどうまとめていくか楽しみにしています。それにしてもツァリは性格の切り替えをどうやっているのか謎です。