東京レイヴンズ8 over-cry (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829138090

作品紹介・あらすじ

白日の下に晒された夏目の本当の姿。「約束の男の子」は夏目ではなく春虎-。真実を知った京子は春虎たちを避け続けていた。一方、シェイバとの戦い以来、春虎は呪力を制御できず不安定な状態に陥っていた。幾つもの不安を抱える春虎たち。そんな折、土御門宗家が何者かによって襲撃される事件が起こる。動揺する夏目のもとに現れたのは、あの赤毛の少女、多軌子だった。「ぼくが目覚めさせるんだ。-夜光の生まれ変わりを」運命の歯車は、軋みを上げて回り始める。後戻りすることのできない、未来へと向かって-。

感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師の卵達の青春物語第9巻。うぉぉぉぉぉーーっ!! 超絶面白い! 前巻も凄くて、これ以上スケールの大きな話にはならないかと心配したけど、吹っ飛んだ! 夏目と京子の仲直りのシーンはもらい泣きしちゃうし、初登場の春虎の両親のはっちゃけぶりも驚きだったけど、やっぱりそういう顛末か! 次が第一部完らしい。早く続きが読みたい~!

  • 『Dクラ』『BBB』と比べると
    主人公たちがまだ未熟なところも書くところが今作のお題でもあるのだろうけれど
    先輩後輩世代はともかく親世代はだいぶん構成上苦しい感じである
    もっとも刊行順につきあっているからそう思うのであって
    全巻完結してから読むとまた違うのだろうけれど

  • blog(2014-01-23)から転記

    コツコツと読んでたらえらく時間がかかってしまいました。
    怒涛の展開でな、なんだってー! と叫び……叫べればよかったんですが、うっかりWikiPediaでネタバレてしててアレな感じですw

    相馬のお嬢はやっぱりどうにも感情移入出来なくて、うざいなーと思ったり(ファンの人ごめん)。

    なんというか一方通行で過剰な期待は色々とダメだと思うんだ。



    メインとなる春虎のあれこれですが、バレ以前にほぼ確信していた展開なので取り立てて驚きはなかった。

    最後の夏目は、バレがなかったら衝撃の展開だったかも。

  • 色々と謎が解けてきて楽しい巻。法師とメルアド交換する大友先生(笑)。このシーンも大好き。

  • んーと、3日間くらいの話、だよね?あまりにも盛りだくさんすぎて、このこたちタフだなー若いっていいわね、などと途方にくれるよ。おとなたちの落ち着きぶりに安心するし、そこがまた不気味なんだけど。大友センセが出てくるだけで安心して泣きそうになる。
    とうとうここまできちゃったなー。

    20160526~20160602

  • 何してくれちゃってんの?多軌子さんと言わざるを得ない。そしてこの鬼引き、これはズルいだろー

  • 盛り上がった。
    続きが気になってしょうがない。

  • 第一部の幕引きは壮大。

    前巻で夏目のかかえていた【しきたり】が明かされたことで、物語の流れは一気に流れ出した様子。

    各お父さんたちが、それぞれに動いていて、
    子供たち差し置いてスタイリッシュに渋さを見せているような気がした。
    お父さん以外のオヤジもカッコイイし、
    大人の女性陣もカッコイイ。
    この作品の大人たちは魅力的すぎ。

    子供たち側では、
    春虎を巡る女性陣の関係も変化してきたり。
    ラブの部分はほのぼのしていて何か良い感じ。
    それだけに、終盤に起こる展開は辛い。

    登場人物の殆どが知らなかったことも出てきたりして、
    春虎たちは今後どうなっていくのだろうか。
    楽しみです。

  •  春虎の覚醒回と、実は夜光の正体。春虎くんでした!夏目は関係ないよ!
    ・・うん、まぁ前回での予想はついていたけれど。まさか、子供入れ替えていたのかよ。

     不思議なマントも手に入れて、これからどうするのかね。

  • 第8巻を読破。

    夏目くんが本当は夏目ちゃんだった、と陰陽塾の生徒たちに知られてしまった前回。

    一番ショックを受けていたのは、仲間として一緒にいた京子で。

    「うそつき」

    夏目も春虎もがんばって関係を修復しようとしていて。

    京子も頭ではこのままではいけないとわかっているのだけれど、心が納得していなかったようですね。

    気まずさもあっただるし、ね。

    いわゆる京子の初恋の相手は夏目じゃなく、うん、あいつだったわけで。

    しかも春虎も春虎で京子に会ったことを忘れていたから余計だろうなあ。

    と、青春している鴉の雛たちですが、周囲はいろいろと騒がしくなっている模様です。

    多軌子さんの登場やら、多軌子さんの式神の正体やら、暗躍している陰陽庁やら春虎の両親や、夏目のお父さんやら、続々と登場してきていますね。

    あ、あの〈鬼〉とかあの親戚のお子さんとかも出てきていますね。

    これはいろいろと騒がしくなりそうな予感です。

    それにしても――

    多軌子さんの式神・夜叉丸がちょー美形でどきどきしてしまいましたー(〃▽〃)

    口絵のカラーイラストとか、挿絵とか。

    思わずごろごろ転げまわるところでしたww

    しかもその正体が今まで名前だけの登場だった「彼」なわけで。

    彼と彼女が出会ったらいったいどんな展開になるのか……。

    どきどきそわそわして読んでいたけれど、うまいこと遭遇しておりません。

    やりますね、あざのさん。



    楽しみは取っておけ、ということですね、わかりました。

    前回で「まさかね、あははは」と思っていた事柄が決定的となってしまいました。

    読み始めた当初、一瞬「まさかね、あははは」って思ったのだけれど、本当に「まさか」と思って頭から閉め出していて。

    それが前回の殻を破る――という表現に「お? まさか……」となって。

    本当にそのまさかだったとは……。

    じゃあ彼女はいったいどこの子なんだろう?

    あの二人の子どもなのかな?

    なんか……ここにきて複雑すぎる家庭環境に「おおう……」って感じですね。

    いったいどうなることやら。

    ラストも衝撃的すぎるしー(>_<)

    と、緊迫感満載の第8巻ですが、今回のなごみ役は鈴鹿ちゃんですね。

    くっそう、かわいいなあ、鈴鹿ちゃんww

    口悪いけれど意外と~ちゃん呼びしてたり、夏目っち呼びしてたり、花火大会を一番楽しんでいたり。

    前回のなごみ役はすず先輩の幼女発言だったけれどね!

    鈴鹿ちゃんの活躍の場もあるといいなあ。

    あ、でもそうなると彼との遭遇もだよなあ。

    そうなるとあっち側についちゃう可能性もあるのかなあ。

    うわあ次がちょー気になる!!

    楽しみに待っています。

    あと東京レイヴンズ、アニメ化企画進行中ですか!!

    うっわ、ちょー楽しみですー(*゚∀゚)

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著者プロフィール

1976年、徳島県生まれ。99年「ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト」(富士見ファンタジア文庫)で文庫デビュー。その後「Dクラッカーズ」シリーズを富士見ミステリー文庫にてシリーズ化、レーベルを支える人気作となった。
代表作に「BLACK BLOOD BROTHERS」「東京レイヴンズ」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)、「神曲奏界ポリフォニカ」シリーズ(GA文庫)などがあり、アニメ化作品も多い。

「2019年 『ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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