不完全神性機関イリス3 三大世界の反逆者 (富士見ファンタジア文庫)
- 富士見書房 (2012年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829138335
作品紹介・あらすじ
人類による幽幻種への生存闘争。その旗頭を決める覇権戦争の帝国代表に選ばれたのは、宝条軍学校に通う貧乏学生の俺・凪だった。もちろん、俺個人の力が評価されたわけではなく、うちのダ家政婦にして帝国の切り札イリスとコンビでの選出だ。覇権戦争の舞台・凱旋都市エンジュで、俺はイリスの製作者であるヨミ先輩と再会する。ヨミ先輩とチビ聖女・紗砂、そして武宮唐那国のツァリが、覇権戦争そっちのけで進めていた企み"エデン・プロジェクト"。計画に誘われる俺とイリスだが、「幽幻種の反応を観測。敵個体数一五〇〇から二〇〇〇」答えを決める間もなく、幽幻種の襲撃が始まり-。
感想・レビュー・書評
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覇権戦争だとかなんとかで
3つの大国の何処が強いのか,的な代理戦争の代表に選ばれちゃった少年.
会場で,隣に住んでたオネイサンと再開したり
ボンキュッボンなおねいさんと一緒にお風呂に入ったり
聖女たちの考える大作戦の仲間にされたり.
しかしアレだな.
ゴーストになったアイツらってなんだか再生怪人的なイメージだよな.
あとねちっこい視線を浴びせてくる紫苑ちゃんが謎である.
なんなの,あの娘. -
ツァリが登場、がっつり物語に絡んできました。
先にエデンの11巻を読んでいたので、いまいち意味不明だったあのキャラはこういうことだったのかと逆に納得した。
先にこっち読んでおけばよかったな。
物語はまさかの展開。
寝返った剣帝に対し、傷つき倒れる紗砂たち。ここからどうエデンに繋がるのか・・・先が気になる。
同時に、剣帝とシェルティスの繫がりも気になる! -
紗砂とツァリの真意が、覇権戦争の直前に明らかにされる。
各国の政治的な思惑や、そういうものを超えた次元で動く紗砂やツァリたちの理想に、凪とイリスは翻弄される。
ますます、『エデン』の世界に近づいてきて、あの世界を作り出すのにどんだけ苦労したんだろうとしみじみ考えさせられる展開だった。 -
あとがきで触れられてるように「あくまでラブコメ」らしいので、基本は楽しく読ませてただきました。安定のダメイドイリスさん可愛いよ。その分シリアスに入った時のギャップ・緩急がものすごいです。あ、ツァリは今のところエデンの彼女と大差ないように感じました。いや、聖女がキャラ変貌してたからどうなってるのかと思ってたので。そして前も書いたけど、凪と某カミやんの属性がダブって仕方ないんですがどうしたらいいですか。まぁ楽しいからいいっかー。