- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829139059
作品紹介・あらすじ
商店街を盛り上げるため女子高生・まり花が結成したガールズバンド「日向美ビタースイーツ♪」は、更なる躍進のため、市主催のコンテストに参加を決意。しかしそこに“かのこ”こと加納華子という少女が絡み……!?
感想・レビュー・書評
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長たらしくひきずるノベルに比べ、構成がしっかりしているなーと感心。この一冊で「ひなビタ♪」という作品がどういうものなのかを一から十まで曝け出すため、読了後味が気持ちよい。
ちなみに、ストーリーと登場人物の駆君は八奈川氏のオリジナル。駆=恋愛バカという変わったキャラクターを取り入れることにより、メインの女の子キャラクターの個性を上手く引き出している。設定のみ与えられた中でここまで起承転結を一冊の中で綺麗に収めることは素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
音ゲーマーなので購入。想像していたほど悪くなかったですが、まあ普通です。
音楽モノですが音楽描写に際立ったものは無く、波乱の起こらない日常モノですがキャラ同士の掛け合いやコントも中途半端です。BEMANIとのコラボということで得ているアドバンテージを活かしきれているとも思えません。
ただ、それでもひなビタ版の凛花をBGMに聞きながら読んでいると結構グッと来てしまったので、確かに音楽の力はすごいのだなと思います。 -
GITADORAのdrum、pop'nの割と初期からのプレイヤーです。
すけべ曲が普通に好きなので、ひなビタメディアミックスの本作を読んでみました。
発行時期が早すぎたのか、男キャラを出して引っ掻き回してしまったのが敗因か。
とにかく、現在のひなビタメンバーとキャラクターが違っていて、終始辟易してしまいました。
作者がそもそもbemani系のゲームをやっていない、というのもイケてない気がします。
昔からのファンの多い題材なので、もう少し頑張って欲しかったですが、ちょっと残念な内容でした。 -
あのね♪や放送局では描かれていない凛たちの学校シーンや
登下校の場面、まり花の寝坊シーンなどのひなビタ♪の日常が色々と描かれている。
挿絵も非常に可愛く、これとオマケの漫画だけでもひなビタ♪好きには価値がある。
内容はと言うと、この本が初出キャラの
華子(凛として咲く花~の鹿の子のラノベ風アレンジ)
駆(男キャラだが主人公と言うより報われないサブキャラ)
と、霜月凛ちゃんがメインで、バンド話と言うよりみなみけのような日常系である。
告白されるシーンこそあるが、
ハーレム物と違って次々ヒロインが情熱的に惚れていく展開では断じて無い。
しかし本編ひなビタのような女性のみのレズハッピー物ではなく、
普通に男性キャラと各女性メンバーが日常的・恋愛的な会話はするのでその点は注意しよう。
レズ要素自体は部分部分に秘められているので問題は無い。
凛さき、イブ凛など本編であまり描かれない描写もある。
オリキャラを差し置いて考えれば、コナミ公式監修だけあって大きなキャラ崩壊は無く
ひなビタメンバーの日常がそこそこの分量で描かれているのでファンにはオススメだ。
凛ちゃんがちょっとクールすぎるかな?と言う程度である。
文章としては特記するほど変わったものでなく現代風で読みやすい。
凛の古風な喋りと、ギャルっぽいイブの対比などは読んでいて軽快だ。
全体的に読みやすくライトな感じの文章だと思う。
そして終盤、盛り上がりを見せる場面は不覚にも感動した。
本書やひなビタのテーマである凛花を聞きながら読みたい作品だ。
「音楽ってすごいっ!」
王道展開だがキャラの個性が活きており、終わり方も非常に綺麗。
1冊内で後味良く完結しており、無難にまとまっている。
音ゲーとの絡みなど設定を活かしきれていない部分も多く
名作なり損ねと言った感じは否めないが、男キャラに違和感を覚えないのであれば軽めに、一つの同人誌のようなものとして楽しめるだろう。
勿論ひなビタを全く知らない人も絵の可愛さと文章の平穏さから、あっさりと読める気がする。
出来れば公式ひなビタのページくらいは見て欲しいものだが。 -
凛とかのこの組み合わせが可愛かった!
めうめう達惚れた女に振り回されるつっきーも面白かったね!それでこそガトリング砲!\(^o^)/ -
BEMANIのゲームが好きで、ノベライズを出すと聞いて読みました。
其々魅力的なひなビタ♪のキャラクターですが、
消化不良なイメージでした。
もっと見せ場とかあると良かったですが、1冊じゃ難しいのかな。
破天荒なオリジナルキャラの月浦君とか、
その辺りが軸になっていたのも消化不良の要因かと。
ひなビタ♪が好きで読んだ方は、そういう印象を抱きやすい気がします。
ストーリーも王道故に有触れた感じがしました。
この暑くて読書の進まない夏にはぴったりかも知れない、
本当にライトなノベルでした。