シティ・コレクション 下: ファンタジーRPGの街 (富士見ドラゴンブック 7-18)

著者 : 安田均 グループSNE

• KADOKAWA(富士見書房) (1993年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[フラビオさんの感想 · 2014年9月30日]

2014年9月30日読了。グループSNEによるシティ・コレクションの下巻。街のバリエーションを主に説明した前作から、本作では空中都市･海底都市や鉱山などファンタジー世界らしい架空の冒険の舞台が中心に取り上げられている。何でもかんでも「古代の超魔法文明が作り上げた都市」という説明で済ませるのではなく、なぜその形態が必要だったのか？どうやって維持しているのか？住人はどのように生活しているのか？を考えて設定に入れることで、冒険のリアリティは増すということだな。とはいえ、「鬼面都市バドッカ」はさすがにやりすぎ･それはありえないだろうという気はする。

著者プロフィール

1950年生。翻訳家、ゲームデザイナー、小説家、アンソロジスト。株式会社グループSNE代表。訳書にスミス「魔術師の帝国《1 ゾシーク篇》」「魔術師の帝国《2 ハイパーボリア篇》」、ウィルヘルム「翼のジェニー」（共訳、アトリエサード）、フィルポッツ「ラベンダー・ドラゴン」、マーティン「サンドキングス」（早川書房）、プリースト「逆転世界」（東京創元社）、ワイス＆ヒックマン〈ドラゴンランス〉シリーズ（KADOKAWA）等多数。

「2020年 『魔術師の帝国《３ アヴェロワーニュ篇》』 で使われていた紹介文から引用しています。」