シノビガミ・リプレイ戦(1) 事無草、咲く (富士見ドラゴンブック 32-1)
- 富士見書房 (2010年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829145906
作品紹介・あらすじ
良家の子女が通う超名門進学校「私立御斎学園」。その真の姿は、世界中から集められた異能の血を引く子どもたちが「力」の使い方を学ぶ忍者養成機関である。その学園に転校した少女・化野天華は「友達」を作るため、生徒会長を決める「六道祭」への参加を決意する。その実体が、生徒同士の血闘だと知らずに…。プレイヤー同士が刃を交える、アルティメット・シノビアクション・リプレイ開幕。人気プレイヤー・田中天も、女子大生に容赦のないマジバトルを…。
感想・レビュー・書評
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『シノビガミ』はTRPG的にはPL手酌の演出によるところ大きいだろうけれど
読み物としては秘密とNPCでかなり大きく話を強制誘導できる仕組み
『弐』や本作1話目はそのあたりが上手い
一方で学園ものでもキャンペーンのし辛さ手詰まり感が2話目ですでにみられる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シノビガミのルールを全く知らない人でも やり込んだゲーマー同志の掛け合いの妙が楽しめる一作。
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実はシノビガミはルールを全然知らない(^^; まあ、知らないなりに楽しめました。
1話目が対立型、2話目が協力型のシナリオのキャンペーン。ストーリーも悪くないけどそれ以上にキャラがはじけてて
いい感じ。ちょっとあざとすぎる面も感じたけど読み物としてなら全然アリじゃないかなぁ。
キャラごとに目的が違うのもシノビガミの面白さなのかな。ただ、その分プレイする難易度が高そうに感じたケド; -
2011年1月22日読了。現代忍術バトルTRPGという「シノビガミ」のリプレイ。幻術や奥義、見切りが飛び交い、それぞれの使命や秘密に殉じる忍者をプレイヤーたちとGMが演ずる様子は、噂には聞いていたが、ふーむこれは面白そうだ。「もっともらしいけどなんでもあり」な忍者もののエッセンスって、特に忍者小説や漫画の愛読者じゃなくても日本人には何となくしみこんでいるものなのだろうか・・・?ただリプレイの雰囲気では、相当にルールを読み込んで自分から発言・提案していかないとこのゲームの雰囲気に馴染むのは難しそうな印象。初心者5人を集めてさあやってみよう!というのは難しいのかもな・・・(そのためにリプレイがあるわけだが)
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現代忍者アクションというコンセプトのTRPGシノビガミのリプレイです。
他社からはすでに数冊出てるようですが、僕はこれが初めて読むシノビガミって事になります。
ちょっとセクハラ臭い発言が端々で見られるのはどうなんでしょうか。……まぁ、このリプレイに限らず最近ちょくちょく気になる作品は見かけますが。
キャラクターの居場所を知らないと接触できないとか、キャラクターの秘密を探るという行為をシステムに組み込んでるのが割と目新しいと思いました(知らないだけで他にもあるのかもですが)。
シナリオの方は(1)の方がPvP、(2)の方は普通に協力型ということでバリエーションが変わってきているので、なかなか興味深かったです。
シノビガミ自体はあんまり詳しくないのでシナリオづくりの参考になるのかと言われると、なんともいえない感じですが。
個人的にはエピローグまでPCの【秘密】が隠されていたシナリオ(2)の方が面白く感じました。