STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2) (富士見ドラゴンブック し 1-1-2)

著者 :
  • 富士見書房
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (894ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829146101

作品紹介・あらすじ

「跳べよぉおおおおおおおっっ!」タイムリープ・マシンと化した"電話レンジ(仮)"を使い、岡部倫太郎は「世界」に戦いを挑む。-椎名まゆりに降りかかる悲劇を回避するため。-その先に待つ、残酷な真実を乗り越えるために。想定科学ADV『STEINS;GATE』の知られざる世界線が描かれる、もうひとつの真実がここに。

感想・レビュー・書評

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  • 本作をやった人ならニヤリとするであろう、
    異なる世界線の出来事がたくさん出てくる。

    原作好きでも納得のいくスピンオフ作品だろう。

    上下巻で1200頁以上という凄いボリュームも嬉しく、
    久しぶりにシュタインズゲートの世界に没入できた。

    ファンならなによりその“体験”が嬉しいだろう。

  • 岡部倫太郎の平穏な毎日は、彼ら未来ガジェット研究所の創りだした【タイムリープマシン】の完成と共に崩壊した。
    大切な幼馴染の少女を救うため、岡部の時空を越えた壮大な戦いが始まる。

    シュタゲの本領発揮の後編。もう本当に面白かった!びっくりするくらい分厚い文庫本ですけど、全然苦にならない感じで。
    ゲーム本編で一度見ているストーリーながら、ちっとも飽きの来ない絶妙な文章がいい。
    最初は独特な書き方にちょっと戸惑いを感じたりもしていたけれど、慣れてしまえばすごく臨場感がある。
    ストーリーもゲームの展開にさらにオリジナリティが加わっていて、思いがけない改変にハラハラさせられたり。
    特にダルとまゆしぃにはびっくりさせられた。
    ゲームだと割と本筋で蚊帳の外にされてたりする二人だからこそドキドキした。
    こういう展開大好き。
    ラスト辺りも、ちょこちょこ変わっていて目が離せなかったし。ただそこまでの引きがすごく良かった分、結末の落ち着き方が若干残念だったというか、肩すかしな感があったりも。
    でもすごくいいノベライズでした!

  • 2011/09/16読了

    めっさ分厚い本でしたが、なんかもう続きが読みたい読みたいと思っていたら、すぐに読めました。まぁラノベっぽい構成でもあるし、読みづらいとかそんなことはなかった。
    辛く苦しく長いたびだった…。
    オリジナル展開の箇所ははっきりとは分からなかった。どこだろう…。
    ラスト前での着信はどこからか、そしてそれがウロボロス=無限ループになりやしないか、また、あの場所でリープするとかは思っていなかったし…。
    ここら辺でないんだろうか?どうだろうか?でもやっぱりあの結末は、どのルートでもどの媒体で見てもいいですね。

    リーパーのダルやまゆりが来たところもビックリでした。特にバレルは。
    あと「ノスタルジアドライブゥ!」も活かされてましたねNDメールw

    オカリンの苦しみが何百回とループしたときのあの発狂しそうなところか、それ以前にはじめにラウンダーにまゆりが殺されてから、ただひたすらまゆりのために走り回るところが見ていて辛い。本当にしんどい。
    その中でただリセットボタンを押すような感覚にまで落ちぶれてしまうところも…。
    あげく、紅莉栖を助けるために何万回もリープとか…。大丈夫かよ。

    困ったとき、狂ってしまいそうなとき、いつだって紅莉栖が助言してくれた。本当に作中の紅莉栖の活躍ぶりといったら―!
    どんどん「厨二病」さえ忘却…ではないが、する余裕さえなくなって、本当に狂いそうなときも、どの世界線でも紅莉栖はオカリンに手を差し伸べた…。
    だからあの二者択一のときは本当にきつかっただろうなぁ
    しかも、その存在の大きさは手に負えるものでもなかったし。
    紅莉栖はその時何を思っていたのか、そもそも、どこからオカリンのことを恋愛対象としてみていたのかが気になるところです。

    あと、綯さんはあんまし書かれて無かった。彼女こそウロボロスなのに。
    個人的に一番好きな人物は助手よりも鈴羽。
    鈴羽の失敗と最期はどのルートでも重要な意味を持ち、あと彼女の人間性も輝いていた。
    どうか七年後に会えたらなぁ…。

    ―――と、色々書いたけど
    やっぱり、未来は何も分からないほうがいい。
    そして、人間の「知りたい」が度を越えることがあってはならない…。
    研究者じゃないからそう言えるんだと言われればそこまでだけどね
    SERNの元ネタ、ジョンタイターの元ネタなどなどなど
    今のところでも怖いけれど、2036年が、幸せで自由で
    誰も「時」を制御していない世界であって欲しい。

    しっかりとエピソードを読めてよかったです。
    活字のほうが私にあっているとも思えた。なんてね
    しかしフェイリスとかルカ子のエピソードが少なかったかも…
    でもいいや、面白かったです!

    エル・プサイ・コングルゥ…。

  • 涙腺がゆるくなる。シュタインズゲートゼロもみたくなった。

  • ノベライズ第2弾。
    表紙がまゆしぃ〜☆です。うぅぅ…。
    下巻(900ページw)を自宅、電車、会社の昼休み全部
    使って読みました。
    濃厚なシナリオですね。
    やはり一番フィットするメディアはゲームなんだなと思いました。
    でも、ラストは大団円でよかったです。
    アニメから入った私には、原作との差異が詳細には分らないのですが、それを今後の楽しみにします。

  • 良く頑張ったね、岡部さん。
    いや、岡部さんだけではない、様々な世界線のみんな。
    沢山の世界線と、そこを流れる時。
    だけど、こんな物語を読むたびに思う、もうひとつの時の流れ。
    この物語では岡部さんしか持っていないけれど、でも確かにあるように思う、もうひとつの大きな流れ。
    そこにいるものは一体なんだろう。そして岡部さん以外のみんなも、少しずつその流れから何かの影響を受けているように思う。

  • ゲーム「STEINS;GATE」本編のノベライズ完結巻。原作ゲームと異なる展開がちょこちょこ含まれていたけど、結果としては原作と同じ結末でした。オカリンがタイムリープを繰り返す様に、原作よりも狂気を感じた。一番怖かったのはラスボスまゆり。バレル・タイターの件は難しくてよく分からなかった。何冊分だと思うくらいの分厚さにめげそうになったが、STEINS;GATEが持つ物語の面白さに最後まで読むことができた。

  • タイムリープしてきたダルが淡々と語るシーンとベタベタ血の手形が塗りつけられながらまゆりが話すシーンとかめちゃくちゃ良かった。状況が理解できてないオカリンにしたらめちゃくちゃな状況なのだけど、すべて理解したダルやまゆりが平然としてる温度差に謎の感動を覚えました。

  • 良かった。もうオカリンがタフ過ぎてすごいぞ。よくぞ無事でいたものです。しかし絶望に絶望が重なる話が続いたのでどうなるかと思いましたが。

  • 1巻を読み終え、続きがどうしても気になりすぐ書店へ走りました。
    しかし、これもまた予想以上(文庫本でこの厚さとは…)だったので、少し気合を入れて読みました。
    岡部が様々な世界線へタイムリープするため、途中から内容を整理するためにメモを書きながら読み進めました。
    紅莉栖救出に1度失敗した後に見るムービーメール
    「あの日の自分を騙せ」
    あの場面で全てが繋がった気がしました。
    時間に余裕が出来たらゲームの方も挑戦したいです。

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