アリアンロッド2E・リプレイ・キャプテンRED(1) RED海賊団、出航! (富士見ドラゴンブック)

著者 : 田中天 F.E.A.R.

• 富士見書房 (2012年8月18日発売)

作品紹介・あらすじ

伝説の女海賊キャプテン・ルビィを母に持つため、周囲から"海賊の子"として疎まれ育った少女ラクレ。そんな彼女が暮らす村が、ある日悪逆非道の海賊団に襲撃された。村を蹂躙され、母親の遺産も奪われかけたラクレを颯爽と救ったのは、赤髪無頼の自由人、リチャード・エリック・ダイアモンズ…すなわちキャプテンRED率いる海賊団だった!少女はキャプテンREDとともに、財宝を目指す旅へと出航する!田中天初のアリアンロッド2Eリプレイ、堂々登場。

感想・レビュー・書評

[bukuroguidkodamaさんの感想 · 2018年12月8日]

天下繚乱ギャラクシーとかその前のトワイライトを思い出させる
この巻でもう完結しているような
海洋冒険ものというより一話完結旅から旅への股旅時代劇
少年少女の成長を明確に立派な大人が後ろだって助けるほうが主なので
話があんまり拡がっていかないのだが
こういう安定したところで転がすのもひとつの方法ではある
好みとしてはおんみつ姫とか草食王子と肉食姫の「大冒険」を見ているほうが楽しく思う

[Ｐ太さんの感想 · 2012年8月26日]

ARA 2Eのシステム・世界設定を使って海洋冒険者を遊ぼうというコンセプト。
シナリオの傾向はオーソドックスなジュブナイル……だと嬉しかったんですが、某週間漫画雑誌のアレみたいな、人間をやめた人たちと戦ってお宝を見つけよう的な展開になりそうで不安。史実に近い、新しい航路の発見や貿易の相手を探すという意味付けは結構好き。このへんのバランスがどうなるかで今後の印象が変わってくるかな？
正直、今のところは2Eのシステムが海洋モノとマッチしていない印象なので、そのあたりはサプリメントが固まってからが本領発揮かなと思う。

しかし、やにおさんのキャラの名前はひど……いや、すごい。