DEAR少女がくれた木曜日 (富士見ミステリー文庫 16-1)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 85
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829161166

作品紹介・あらすじ

青山正吾は、確かな記憶もなく、巨大なチェス盤のような不可思議な世界に立っていた。建ち並ぶクラスメイトの彫像。光に包まれた少女がいる、そこは「生と死の間の世界」だった。少女-トーカは、正吾に語る。なぜ、彼がこの世界に召喚されたのか?何をなすべきなのか?「正吾クンは、ある事故に巻き込まれて死んでしまったの。その死んだ一日を三回繰り返すうちに、事故を回避してくださ〜い」「???」多くの謎に疑問を抱きつつも、日常に舞い戻る正吾。しかし彼は運命に抗えず、愛憎に纏わる殺人へと巻き込まれていく。タイム・ループ・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 気が付けば、チェス盤のようなところにいた主人公。
    彼が何故こんな所にいるのか、を語った天使によると
    チャンスは3回。

    巻き込まれで殺されてしまった主人公は
    殺されないよう3回同じ日を過ごしていく。
    まず何故自分が死んだか、を知るために普通に生活をし
    誰が自分を殺したのか、を2回目に探り。
    そして円満解決のための3回目。

    これで回数無制限だったとしたら、いくらやり直しても
    解決しそうにもないです。
    誰が同じ行動をとらなかったのか。
    誰が殺した犯人なのか。

    嫌がらせの件に関しては、そんなことだろう、と。
    しかし彼女が主役から降りたとして
    やるほどの余裕があるのでしょうか?
    それで落ちたりしたら、次からの3年生に色々と
    制限がかかると思うのですが。
    取り巻き連は、そこまで考えていないなら
    それはそれで人の人生考えてないような?

  • 再読。
    好きな作品です。

    3回やり直しが可能な状況で3人の死の運命を回避するために奔走する話。

    自分が死なないようにするだけならきっと家で膝を抱えて震えてれば解決できるだろうにそんなことは考えもしないんだろうな。
    それ以前にこの作品の登場人物たちは死に対しての恐怖がなさすぎるような気がするけど。

    全体的に話は軽い感じで進んで、最後はきれいな終わり方だったので良かったです。

  • タイムループもののラノベミステリ。
    同じ日を3回繰り返すうちに事件を回避して、自分が死なない、犯人が犯人でなくなる世界へ戻すはめになった男子高校生が主人公。
    なかなか面白かったです。
    主要人物が少ないので、犯人が推測しやすいですし。
    評判よかったみたいでシリーズものになってます。
    というわけでこのDEARシリーズぼちぼち追っかけます。

    イラスト / 久瀬 たかし

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著者プロフィール

ライトノベル作家。ゲーム業界出身。「戦国コレクション」のTVアニメ化の際、脚本も執筆。代表作に「ROOM NO.1301」(富士見ミステリー文庫)「俺の教室にハルヒはいない」(角川スニーカー文庫)等がある。

「2018年 『忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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