魔法遣いに大切なこと〈3〉夢色に染まる秋天の下で (富士見ミステリー文庫)
- KADOKAWA(富士見書房) (2004年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829162477
作品紹介・あらすじ
-今日、夏が終わるんだ。深呼吸してユメは、自らに言い聞かせた。「合格です」小山田の声が高らかに響き、ユメの頭の中は瞬間真っ白になった。しばらく後、たくさんの想いが走馬灯のように心の中を駆けた。魔法遣いになるために、この街にやってきた。そして、さまざまな人と出会い、ひと夏の間に、いろいろなことを学んだ。ほんとうに大切なことを。でも、それは未来への一歩目でしかなかった。魔法遣いになるための研修に合格し、故郷に戻ったユメを待っていたのは、クラスメイトや母親との日常・学校生活。何も変わらない毎日だった。そんな折り通学路の途中にあるお地蔵さんにまつわる謎を追いかけることになるユメ。秋から冬にかけて過ぎる遠野の季節の中で、彼女は、将来の選択に悩み、成長をしていく。大切なユメの思い出と一緒に、あなたも彼女の未来を少しだけ覗いてみませんか。
感想・レビュー・書評
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再読。
渋谷での夏が終わり、舞台は故郷の遠野で季節は秋に。
冒頭の場面が好きだけど、後はエピローグといった感じです。
魔法が在るからといって必ずしもソレが必要なわけではなく、遣えるからといって遣わずに自分の夢を優先にする頑固者がいたり、魔法遣いになる許可は得たけど未来に悩む少女がいたり。
ユメがどんなオトナになったのかもっと知りたいと思いました。
それにしても、小山田先生の挿絵はどの巻も完全にホストだなあ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この歳で読んだのがいけなかった。
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オリジナルのベル第3弾です。
読み切りにも登場した、悠太が登場し活躍します。
ユメの友人も出てきたり、故郷でのユメが見れます。
やはりストーリーは温かく、そっと心を優しくしてくれます。