業多姫 6之帖 (富士見ミステリー文庫 46-7)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 47
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162705

作品紹介・あらすじ

(助けて。助けて、颯音-!)遠雷の咆哮を響かせ、牙を剥いた獣が鳴に襲いかかる。鳴の意識は、闇へと落ちていく。-二人でともに生きる。颯音と交わした約束を何度も繰り返しながら。激しく地が震えた。春惜月の出来事から一月。城下町で「狐」の情報を集める鳴と颯音。しかし、青津野の巧妙な罠により鳴は敵の手に落ちてしまう。鳴を救い出すため、そして自らの過去に決着をつけるため、颯音は青津野に反旗を翻した領民らと共に町へ突入する。そして、遂に宿敵・青津野刑部がその本性を現す-!大いなる戦の前触れに揺れる、時は五百年の昔。異能の力故に"業多姫"と呼ばれ恐れられた少女と、心を持たない間者として育てられた少年。孤独な二つの魂が出会い、全ての運命は動き出した-。第二回富士見ヤングミステリー大賞準入選作「業多姫」シリーズ、遂に完結!これは、戦乱の世を駆け抜けた、少年と少女の物語-。

感想・レビュー・書評

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  • 業多姫最終巻です。が、こんな愛でできた話のオチに衝撃の事実がありました。
    いきなり全年齢対象ばりの甘い話から一歩前進です(分からない)
    読んだ私も友人も暗黙の了解でした(笑)
    颯音の過去、確かにそれは言えないなーですよ。

  • 最終巻です。宿敵を倒し宿敵を操っていた黒幕を倒し、ヒーローの心の闇に決着をつける忙しない一冊。
    やー宿敵えぐい手を使うな。やっぱり○○されていたか。
    長めのあとがきで、本編で史実にそえなかったところの話なんかがあるのが作者の良心ですね。
    先日本屋で新シリーズ『玉響』をみかけました。
    どうやら舞台はさらにさかのぼって上代です。
    気になったのはこれ、富士見ミステリー文庫なのですが、今月の帯に「恋させます!」みたいな言葉が……
    「ミステリー」文庫なんだよね?……そんな中途半端なところが好きです。

    カバー・口絵・本文イラスト / 増田 恵
    カバーデザイン / 元良 志和+design CREST
    口絵デザイン / 浅倉 聡美

  • 完結。お話としては正道を行っていて、最初から最後まで結局は愛の力で乗り切ってしまうんだけど、たまにはこういうのもいいでしょう。

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著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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