セカイのスキマ (富士見ミステリー文庫)

著者 :
制作 : 綾瀬 はづき 
  • 富士見書房
3.03
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本棚登録 : 63
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829163559

作品紹介・あらすじ

「小澤さんは"四つ辻の会"に…わたしに-必要な人なんです!」目の前の少女は、力強く言う。(…これで、三回目だな)麻我部中央英森学園に入学した小澤哲。部活見学の途中、古めかしい図書館に迷い込んだ哲は、オカルト同好会・四つ辻の会を主宰する宮守みこという少女と出会う。執拗に哲を勧誘するみこだが、みこはクラスメイトから"狭間の住人"と呼ばれる変人だった。「"四ツ辻ノ会"のページを埋めてはいけないんです。怪異を溢れさせてはいけないんです」巷に流布する怪異が記された奇書"四ツ辻ノ書"。そのページが全て埋まる時、彼岸と此岸の境がなくなる-。みこは、それを阻止するために四つ辻の会で妖怪退治を続けていると言う。オカルトに半信半疑な哲だが、顧問に丸め込まれ、会に持ち込まれた「妖怪退治」に協力することになるのだが-?四つ辻は、異界と現界が交わる場所。"四つ辻の会"は、彼岸と此岸をつなぐ会-。

感想・レビュー・書評

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  • 高校に入学した少年がふらふらしながら探すのは、幽霊部員でもいいクラブ。
    どうしても熱心にクラブ活動をしたくない少年が見学をしにいったのは
    間違えて入った圖書館だった。

    日本妖怪もの? と思い、次にミステリー? と思い
    最後には、やはり日本物…という結論に。
    四つ辻の会、というかあの本の中身が気になります。
    一体どうやって中身が全て埋まった、とか、どれくらい埋まった、とか
    気がつくのでしょう?
    ……何となく??

    主人公少年の過去が…ちょっと可哀想なw
    いやでもまぁ教えられた事を鵜呑みにするな、という教訓にはなったかと。
    しかし提示されたものだけで、あれほど見事に繋ぎ切れるのは
    一種才能だと思いますし、いいのではないでしょうか?
    そうそう熱心に活動するようなクラブでもないでしょうし…。

  • 全3巻完結

  • 単に好みの問題かもしれませんが、なんとなく物足りない感じ。
    京極堂的パートと、妖怪退治物的パートとどちらもあるのはお得な感じがしますが、京極堂やMissingを読みなれている人間としてはどっちも中途半端になってしまっている感が否めません。
    あのレベルを求めるのは酷というものですけれど…
    堅実な作りで好きな作家さんなんですけどね。地味なやや良作という感じ。

  • イラストは、ちょっと残念なところあり。 枚数も少なめ。 表紙買いしただけなのに、内容がすばらしかったのでビックリ。 なんと、このシリーズは、結末が2本も用意されていました! 読んでいくと、残りページがこんなにあるのに、最後の種明かしがされていくので、ページが持つのか!(余計なお世話w)と思いましたが、2度目のエンディングというか見せ場があるんですね。 斬新だったので、ほんともうびっくり。 まさに1粒で2度おいしいです(古っ) すごい、お買い得感アリ。 H18-06-15初版 口絵・本文イラスト:綾瀬はづき 富士見ミステリー文庫

  • ラノベ的憑き物落としです。 事故で左目の視力を殆ど失った元野球少年が、高校に入学して『四ツ辻の会』なる部活動に何だか入部するハメに。 そこは発生した怪異(妖怪)を退治することを目的とした部活であった。 ・・・まぁアレですな、京極堂シリーズをもっともっとライトにした感じの一冊ですよ。  怪異の発生するメカニズムを、『Aが現れたからBが起きる』のではなく、『Aが起きたからBが現れた、ということになる』などの論理的説明で看破する辺りは、まさに『憑き物落とし』と言えましょう。  最終的にはその怪異を、論理的説明で看破した後、『発生した怪異を消滅させる』方向へと進んでいくのが見どころかと。  登場人物はそこそこにクセがあるものの、もう一声ぶっ飛んだ部分が欲しかった気がしないでもありません。
    しかしこういう作品はラノベに少なかった気がするので、
    個人的には歓迎したい一本でした。

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プロフィール

「平井骸惚此中ニ有リ」で富士見ヤングミステリー大賞〈大賞〉を受賞し、デビュー。

「2017年 『先生とわたしのお弁当 二人の秘密と放課後レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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