ROOM NO.1301 #8 (富士見ミステリー文庫 16-16)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.25
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本棚登録 : 110
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829163672

作品紹介・あらすじ

あの夜は、本物だった。自分の吹くハープが世界を振るわせていた。オーディエンスの息吹が、鼓動が、手に取るように分かった。ビートとグルーヴ。うねりに身を任せるんだ。シーナのボーカルを感じればいいんだ。一瞬だけ、そう信じることができた-。…でも、やはり自分は本当の本物ではない。シーナは本当の本物だけれども。健一にはなんとなく分かっていた。突き抜けていく才能と自分との距離を。綾も、日奈も、刻也も、どこか欠けていて、どこか尖っている。ライブを重ねるシーナ&バケッツは着実に聴衆を増やす。一方で、変わらないように思われた13階での日々が、少しずつ変わっていく。どこが、どうとは言えないけれど-。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語第八弾。

感想・レビュー・書評

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  • 4829163674 266p 2007・3・25 再販

  • いつもよりエロ度は低めでした。(コラ
    にしても、この作品に出てくる女性には、エロいか変態が多いような気がする。
    女である自分が読んでて、そのあたりには違和感がある。


    #1のときから、過去を思い出し語り合うようなプロローグで始まっていたので、この作品の終わり方は既に決まっているんだろうなと思っていた。
    この巻で13階の住人が巣立っていくきっかけといった、その片鱗がちょっと見えた気がする。

  • まだまだ続くシーナ編。
    シーナ編になってからR15な雰囲気から友情を全面に出した青春ラブコメになってるのがね。
    それはそれでよいのだけど、少々引っ張りすぎな感じがする。
    結局今巻でも決着は付かなかったしね;;

  • 先が見えないっていうのは誰においても不安なことである。

    将来とか考えると本当に足が震える思いをすることになる。

    特にそれが不安定な場所に立っているときは。

    しかし将来っていうのは漠然としているから良いのであり、将来というものは見えないからこそ、様々な可能性を取り入れることが出来るのではないかと思う。

    不安定だからこそ、どこへでも行けるのではないだろうか。

    見えないからこそ、何者にでもなれるのではないだろうか。

    これは、迷っている人達の話だと思う。

    何処へ行ったら良いのか。

    どうしたら良いのか。

    自分達はどうなってしまうのか。

    自分達はどうなれば良いのか。

    そんなことを考えている人達の話。

    人は少しずつ変わっていく。

    才能があろうがなかろうが。

    それをとめることは出来ない。

    しかしだからこそ人は将来というものを夢想して考えあぐねるのではないだろうか。

  • 総評:中の中の中
     えろくなくてがっかり。ってこればっかかオレ。新井さんとしては珍しく、とゆーか恐らく新井作品群で初めて見た人間ドラマ。軽薄で薄っぺらくてちょっとしただけの安っぽい感情だったケド、練の感慨をかするぐらいのコトはやった。確かにオレにもそんな時期があった。暫定的とは言え、シリーズ中では最も評価に値する本。

  • 未購入

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著者プロフィール

ライトノベル作家。ゲーム業界出身。「戦国コレクション」のTVアニメ化の際、脚本も執筆。代表作に「ROOM NO.1301」(富士見ミステリー文庫)「俺の教室にハルヒはいない」(角川スニーカー文庫)等がある。

「2018年 『忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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