優しさはどこから

著者 : 細谷亮太

• 婦人之友社 (2009年11月21日発売)

感想・レビュー・書評

[haruさんの感想 · 2013年7月3日]

小児がんの専門医であられる細谷先生のエッセイ。

やわらかい言葉で語られている内容は、とてもシビアで、深く心に沁み入りました。

「おとなになっても、
子どもと同じ無垢な感覚を
そのまま持ち続けるのは難しいけれども、
3〜4人で考え合うことで、
子どものことをわかってあげられるのかな……」

との言葉に、胸があたたかくなり、多職種連携の大切さを思いました。

命の現場から届けられた言葉を、しっかりと胸に刻みます。

[ちえさんの感想 · 2011年11月6日]

2011.10.21.　細谷さんの短いエッセイ。タイトルが素敵です。

[カレンさんの感想 · 2010年4月30日]

作者は聖路加国際病院の小児科の先生で、子供を通しての命の大切さ、尊さを押しつけではなく、さりげなく語りかけてくれる。医者という職業に流されないで、慣れないで、いつもひとりひとりに真剣に向かわれる姿勢に心打たれる。子供のむごい事件が後を絶たないこの頃、子供の命の重さを改めて考えてみたい。

[cinnamonさんの感想 · 2010年1月22日]

2010.1.22

聖路加国際病院の小児科医の先生
小児癌患者だった女性が、完治して、その病院で看護師をされている、というお話がすごい。

著者プロフィール

1948年山形県生まれ。72年東北大学医学部卒業。聖路加国際病院小児科の小児科部長、副院長を経て現在同病院顧問。専門は一般小児科の他、小児がん、小児のターミナルケア、育児学

「2020年 『いつもいいことさがし』 で使われていた紹介文から引用しています。」