大公は彼を奪う (プラチナ文庫)

著者 : 橘かおる

• プランタン出版 (2006年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pipiさんの感想 · 2010年12月25日]

敵国の大公・セルゲイに口説かれる帝国大使の三条。一度だけ、囚われた部下のため取引として彼に抱かれたが、その後はしたたかに求愛をかわしていた。しかし、独占欲を露わにしたセルゲイに攫われ、脅迫されてしまう。「何も考えなくていい。私の腕の中で艶やかに啼いてみせろ」最奥に受け入れた熱に溺れ、愛しげに触れてくる手に追いつめられる―。互いの職務を思い封じた恋慕が掻き立てられて懊悩するが、自分を庇ってセルゲイが撃たれて…!?有能な男達の、色香漂う駆け引き。

敵国の大公Ｘ帝国大使

[yayayaさんの感想 · 2007年7月9日]

「寒い国の熱い男」第二弾。歴史物、なんちゃってロシアの大公×日本人外交官。なにが素敵かって両者共に三十代のがっしりとした大人だということです。まあセオリー的に大公はもっとごついですけどね。

[たんぽぽさんの感想 · 2007年6月3日]

『皇帝は彼を寵愛する』の続編です。主役カップルは、シレジア国大公×大日本帝国大使です。二人の言葉のやり取りや、大人の恋の駆け引きが楽しめました。