悪夢のように幸せな (プラチナ文庫)

著者 :
制作 : 水名瀬 雅良 
  • フランス書院
3.35
  • (9)
  • (22)
  • (32)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 164
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829625101

感想・レビュー・書評

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  • 清々しい程の執着愛でした。このくらいの執着を見せるのが真の愛だと思います。
    幼い頃から「お嫁さんになってほしい」とそのたぐいまれな美しさをもつ柊慈に恋心を抱いていた一希はある日突然両親を事故で失ってから親戚である秋月家に引き取られて、柊慈の手厚い世話を受けている。
    それは膝の上で食べさせてもらったり、着替えさせてもらったり、体中を慈しまれたり。
    その関係は家族であれば当たり前だと擦り込まれて一度も疑う事の無い一希。
    そんな一希の心を乱すのが、柊慈の親友であり極道の次男、功。
    わざと乱暴に一希に拘るが、その純粋で美しい子供に恋心を抱いていました。
    二人が幸せならばそれでいいと一歩引いていた功だが、ある時柊慈と一緒の所を他所の組の鉄砲玉に襲撃されて柊慈は弾丸に倒れたまま連れ去られるという事件が起こる。
    両親を失って再び愛する柊慈を失う事に耐えられず、傷心の一希に押さえていた想いが止められなくなった功だが。。。
    最後はどんでん返しです。
    あのまま功の女になってしまうのかと気が気ではありませんでしたが。
    張り巡らされた愛と言う名の蜘蛛の糸に絡まっていたんですね、小さい頃から。
    水名瀬さんの絵が花を添えて美しかったです☆〜

  • 何がびっくりって2011年の本だったってこと。
    「渇仰」より前からこんな執着攻めを書いてたんですね!


    二人がいいならそれでいいんじゃないかなーと思う。何をされても合意なら、周りつべこべ言うことじゃないかなって。でも洗脳だよな。そこはどうなんだろう。
    柊慈がいなくなったら間違いなく一希はまともに生きていけないと思うので、こういう人を作っていいの?とは思う。ま、小説なので深く考えることないかな。


    うーん、ここまで執着して自分のものにしたいって思う攻めを書ききって宮緒さん、すごい。


    でも人に迷惑をかけてはいけないと思うので、功がお気の毒です。一希が好きで優しくしたいのに乱暴になってしまって、益々一希は柊慈のことしか見えず功から心が離れてしまって。一希も好きだったのにね。。このあと功は誰かをまともに愛せるんですかね。

  • 他作品と同じようにこれも執着愛なんだけどどの愛にも共感出来ず…功がまだまともなのかな?前半は面白く読んでいたので最後のオチが何ともモヤモヤする。他の方も言うように私も3Pを期待しておりました(〃∀〃)ゞ水名瀬先生のイラストは素敵でした。

  • ラスボスは身内にいたという後味の悪い読後感。う~ん腹黒すぎる…駄目なんですこんな展開…。回りくどいし健全ではない執着愛。ラスボス攻めに結局、間男攻めも受けも、その恋心を左右されてしまうという気持ち悪さ。Hもいまいち萌えんかったし…。期待値が高かったせいなんかな?

  • 3Pモノだと思ってたら…全然違った。
    病んでるわ…(^^;;
    なんだろう、この読了後の後味の悪さwww
    功が一番マトモな人間だったよ。
    そして、一番可哀想な人間。

  • ヤンデレ攻め。登場人物全員病んでたw
    タイトルは『悪夢のように幸せな』だけれど、どう読んでも悪夢だけで誰も幸せになってないww(本人たちは幸せなんだろうけど)
    …読んでてきつかったよぅ。怖かったよぅwww

  • ★3.5。暴走執着攻ですらヤンデレ策士攻には敵わなかったというお話。ラスボスの洗脳から受を攻が救い出してハピエン!ではなく、ラスボスが攻を蹴散らしちゃった…。横恋慕したのは柊慈ですよね。面白かったけど柊慈×受には萌えず、この後味の悪さ(泣)執着攻は好きだけど洗脳攻は好きじゃないかも。柊慈を盲信し功を憎む受に「気付いて〜!!」とイライラが募ったほど。半分以上を功×受が占めてたため、執着攻好きとしては功の方に断然萌えました!両想いだったのに一度も心を交わす事なく引き裂かれるという残酷さ…。

    作者ブログにて番外編SS「Point of no return」読了。時間軸は本編前の功と受、そして柊慈と功の出会いの回想。これ読んだら本当に良い友人関係の三人だったんだなあと、本編が切なくなってしまう…。功には受を救い柊慈の性根を正すべく奮闘して欲しいけど、無理だろうな…。

  • 読後感の悪さが良い(笑)
    まさに「悪夢のような幸せ」。

    例えるならゲームの分岐で、トゥルーエンドではないエンディングになったような物語。
    冒頭の時点では、ひょっとしたら真のハッピーエンドになるかも知れなかったのに、登場人物の柊慈がねじふせた。

    パラレルワールドも読んでみたくなる。

  • 粗方承知の上で挑戦してみたのですが玉砕しました。後味悪いし主人公頭悪っ!
    三角関係でまともな方が振られて不憫で終わるという前知識で、でも宮緒さんの執着ならそれ超えてくれるかなと読んでみたのですが、執着の方向性が違いました残念。執着でもお互い相手が好きという前提がないと。愛がないと。これは単にまやかしでした。あれを愛とは思わんなぁ。まぁ当人同士がいいならいいんじゃないっていう。それ見て幸せな気分になるとかは全くない話でした。
    教育って怖いですね!刷り込み。主人公ただの人形でした。思考力もなければただ言う事を聞くのみ。小さい頃からずーっと攻に異常な行為をそれが愛だと刷り込まれて、攻を好きになるよう刷り込まれてるだけで、そこに恋情はない。思考力奪われてるせいで当て馬への恋心すら自分で気づけず、憎むように仕向けられて、当て馬と両想いなのに潰されて終わってしまいました。でも自業自得だけど。自分で考えようとしないんだもん。完全なる思考停止。好きな相手を仕向けられるまま簡単にあそこまで憎めるのも、自分で何も考えてない証拠だし。与えられるぬるま湯が気持ちよくてただそこにずーっと甘えてるだけ。向上心ないし。向上心ないから思考力もないんですが。真実には目隠しされて騙されたまま外の世界を知ろうともしないで、それで幸せらしいからいいですけど。なので主人公に対する同情は一切ありません。本当には幸せじゃないんだけど狭い狭い閉じた世界だけで、本人達が幸せと思ってるからいいんじゃない。世界を知った上で選んだ2人と、初めから2人だけの世界と、幸せの度合いが全然違うと思うのですけどね。ただただ当て馬が不憫だなぁと思う話でした。
    攻はそんな偽物の愛で満足なのかしら。どんな形ででも手に入れられればいいと、そういう意味での執着でした。それってこころは手に入ってないと思うんだけどなぁ。自発的な、こころからの愛情ではないのに、それで満足出来るのが不思議。あれだけ時間と環境が揃ってれば、もう少しまともな愛を芽生えさせる事だって十分可能だったろうになぁと。今後受が社会に出ても受の目と耳を塞ぎ続けるのかしら。限界あると思うんだけど。働かせず軟禁?てかドラマや映画見てるのに異常さに気づかないってのもお目出度い頭ですよね(笑)いくら学校から直帰でも休み時間とか修学旅行とか、いくらでも自分の家がおかしいと思うきっかけは転がってるだろうに、やっぱりただ甘えて思考放棄してただけですよね。だから主人公の望みだからいいんですけど、他に迷惑をかけないのなら。当て馬が利用されてるし、もう1人ヤクザとは言え命を利用してるしね。そこが引っかかる理由ですかね。あと当て馬が執着する程の魅力が主人公のどこにあるやらさっぱり判らないっていう。それ言ったら攻もだけど、攻はお人形欲しかったんだねって。
    あと性行為ではない濡れ場と言えばいいのかしら、スキンシップ?が話の展開として延々あるのですが、最終的にもその延長みたいな感じで、愛欲でない情欲て楽しいんだろうか…と余計なお世話ですけど!思ってしまいました(笑)
    話の展開的には、全部攻の計画だろうなーと。まぁタイトル通りの話ではありましたね!本当は悪夢なんだけど主人公は幸せと思い込まされてるっていう。個人的にはちゃんとお互いに愛があるのがいいので、合いませんでしたけど、そういう後味の悪さを楽しめる人には多分とても面白い話だと思います。あぁそうか、て事は当て馬の方が善人ぽくてまともなのは間違いじゃなかったのか。当て馬の方が断然良いじゃん、そう思わせてしまったらBLとしては失敗じゃないの?恋心持たせない方がBLとしては良かったんじゃないの?と思ってたのですが。どう取るか次第って事ですね。

  • コウがかわいそう

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著者プロフィール

(みやお あおい) 2011年プラチナ文庫『堕つればもろとも』 (フランス書院)にてデビュー。以降、BL各社で活躍中。

「2016年 『シークレットクルーズは危機一髪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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