鬼哭繚乱 (プラチナ文庫)

著者 :
制作 : 嵩梨 ナオト 
  • フランス書院
3.49
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  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 119
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829625361

作品紹介・あらすじ

小さな村で守り神として崇められる桜の精霊・清音は、矢傷を負った国主の曉景を助けた。ところが、その愛情深さに魅了されて執着を募らせた曉景は、村人達を人質に取って清音を犯し、城へ攫ってしまう。まるで己の想いを孕ませるかのように抱く曉景に、いつしか清音は、今まで知ることのなかった感情を覚え始める。だが国主の座を狙う曉景の義弟に、本体である桜を切り倒され…。

感想・レビュー・書評

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  • これまたなんちゃって戦国時代なファンタジー。
    今回は一国の主と桜の精霊のお話でした。
    ファンタジー大好物な上に、前回の期待値も相まって、
    イラストの綺麗さもあり読む前からワクワク


    ワクワク



    ワクワク……



    ワクワ…………



    萌えない。
    執着攻は好きですが、この攻はいただけない。
    自己完結型で心中とかは萌えますが、これは全然ダメ。
    物語終盤は吐き気すら覚え、読むの止めようかと思うくらい酷い。

    鬼も鬼のド鬼畜な攻の無意味な殺戮なんて読まされても
    ちっとも楽しくないです。
    そんな攻を、人の愛情から生まれたはずの受が、熱い
    情熱を注ぎ込まれた~い、あっは~ん、となってるのも
    いただけない。
    あの過程で人間に生まれ変わる?

    変わらんでもよかったです。
    よっぽどかバッドエンドで土に還って消滅した方がキレイに
    終われたんじゃないかとすら思います。
    言葉は悪いですが、読んで胸くそ悪くなった小説は
    久しぶりでした。そういった意味で攻が鬼ってのは
    確かに確かですね。

    女性の扱いが最低なのも、吐き気に拍車係ります。

  • 今回は全くしつけのできてないワガママ犬でした。
    この犬、力を持ってるだけに始末が悪い。読み進めると「あぁ・・・」ってわかる執着(納得はできないけど!)
    でもやっぱりいきなりトップギア(しかも大公開)は私にはキツかったわ。

  • 国主×桜の精霊
    弟の謀反で遠乗り中に矢を射られそのまま川に流された暁景。とある村で保護され、介抱された。特に暁景を気遣ってくれた清音に強く魅かれた。
    どうしても彼が欲しいと願い、無理矢理村人の前で彼を犯し、そのまま村人の命を盾に脅し城に留まらせる。強く清音を求める暁景を突き放せずにいた清音はそこで鷺丸という暁景にそっくりな子供に出会う。彼は暁景が亡くなった正室との子供で父の愛情に飢えていた。清音が取り成すことでだんだん二人の関係もよくなり、暁景も丸くなり・・・しかしそんな時、清音の不用意な一言で暁景を怒らせてしまい・・・。
    とにかく暁景は苛烈で、でも愛情深くて、飢えてるという感じかな。
    しかしなんでまた人前てやっちゃうかな!?とゆーね!そこだけひっかかるんだけど。

  • 親と子で和んだ後だけに阿修羅のような攻の戦いぶりが怖かったし哀しかった。血だらけで『慟哭』という言葉が目に見えるかのようなシーンは夢に見そうだった(@_@;)

  • 宮緒さんと言えば異様なまでの執着、と既に確立してしまったような気がします(笑)期待を裏切らないまでの執着っぷりでした。満足。異様なまでの執着と言っても血反吐を吐くような、胃が痛むような、精神的に辛いような執着話ではなくて、とってもBLな執着なのもまた良いです。執着読みたいけど構えて読まなきゃいけない、とかでは全然ないので。おいしいとこだけ読める感じ。あくまで恋愛における執着で、完全にBL。
    今回も始まりがちょう強引に一方的に力で奪うやり方だったので、またかと多少げんなりしかかってたのですが、結構早々と「お前に惚れてる、憎しみでもいいから心が欲しい」と正直に告げてたので良かったです。中々心を通わそうとしないのは読んでて疲れるので。実りある会話しろよ!と思ってしまうのでね!
    子供が出てきたところはひやっとしました。まさか自分の幼い子供にまで嫉妬して酷い仕打ちするんじゃと。宮緒さんの異常な攻ならありうると(笑)実際凄まじい嫉妬の炎だったので。でもひやっとしたのから一転、微笑ましいほのぼのシーンに変わっていったので、危惧した反動でとてもにこにこしました。まさかあったか家族団欒を宮緒さんで読むとは思ってなかった(笑)かわいかったです。鷺丸良かったねぇ。良かった良かった。
    そしてとっても良い雰囲気の川の字の場面でそれはないだろう!ていう受。精霊で人の感情がまだ分からないとは言え。でも人の感情が分からないから羞恥心もあまりなくて、全部そのまま口にするから、思った程ひどい亀裂にならなくて良かったです。むしろ最終的には攻は喜んでたし。
    最後は若干駆け足でした。なくても良かったのではと思うけど人間にする為に必要だったんだろうなと。ラストはウケました。あとがきでも書いてあったけど人体に関して無知すぎて、これから大変だろうなぁ。でもここぞとばかりに自分好みに教えるんだろうな攻は(笑)
    読みにくくはないのですがたまに文章が気になったり。情緒というか余白のなさというか、すごい直截的だなと思いますが、まぁ全部執着っぷりで吹っ飛びます(笑)機微とか繊細さとかを楽しむ人ではないかなと。執着と犬。
    挿絵の方初めて見たのですが雰囲気合ってて良かったです。
    執着読みたい時には宮緒さんだな!と。受以外一切見てない、どうでもいいって徹底ぶりが安心感。

  • 宮緒さんの時代物。
    桜の精霊清音とその国主暁景。
    気性の激しい国主の暁景が傷を負って助けられた無垢で美しい清音に身を焦がし、激情に任せてその身を自分の物にしてしまう。
    暁景の執拗な執着も自分への酷い仕打ちも許してしまう清音はやはり桜の化身だと頷けます。
    只只、桜の様に美しい心。
    助けてもらった恩も忘れて義弟が清音の本体である樹を切り倒してしまうと清音は消えてしまい残された暁景は哀しみから悪鬼となっていく。
    お伽噺の様な、けれど人の心の脆さや醜さを織り込んだ宮緒さんらしいファンタジーでした☆

  • 宮緒さんに対する期待値が上がってしまったようでちょっと厳しめかな。
    執着はいいけど公開は萌えなかったので。復活も納得できるほどでないような。
    子供と3人で仲睦まじくするシーンなど良い所もたくさんありました。

  • よかった!!激しく狂おしいほどの愛憎。
    精霊らしい、人の気持ちの疎さと純粋さ。その中で初めての感情が沸き起こる過程がよかった!

  • 和ものファンタジー。架空の辰見国城主曉景が村の守り神である桜の精の清音にとんでもない無体を働くお話です。

    犬攻に特化しているセンセですが、今回は途中あたりまで、ゴリ押ししてでもほしいものは奪いたい鬼攻仕様になっています。曉景の俺様を通り越したむちゃぶりHにドン引きする人もいるでしょうが、彼の出自、生い立ちなどを知るうちに、それが人恋しさゆえの甘えを含んでいるのがわかってくるので、だんだん大きな子供のように思えてきます。

    受は桜の精ですからね、人間離れしています。いろんな意味で。お殿様を一目惚れさせるようなものすごい美人だったり、超天然だったり、マリア様のような慈愛の持ち主であったりする受です。
    なので、皆に平等に愛を分け与えるし、無体をされても曉景を憎んだりはしません。
    そんな清音に心乱され、嫉妬に狂う曉景です。
    独占欲のあまり、清音を体だけでも我が物にしようとするので、とにかく激しいエロシーンがしばしば見受けられることに。
    皆に見せ付けるために、人前での陵辱もあったりします…
    エロ面ではおなかいっぱい堪能できました。曉景の執着心が凄すぎて、酷薄さを通り越してもはや笑えるレベルなんですよね。でも、どこか品があるエロ。
    鷺丸と同じレベルだと清音に笑われてしまう、ちょっと心和むシーンもあったりします。
    鷺丸にとってもキュンキュンさせられました。宮緒センセは、こういうかわいい男の子を描写するのも上手いです。清音のことをとっても慕っているのが伝わってくるし、曉景に荒っぽく扱われてもへこむことなく、むしろ自分の気持ちを遠慮なくぶつけていける少年。彼の登場で一気に話の幅が広がっていい雰囲気になった気がします。

    曉景の狂気に近い執着愛がこの話の目玉でしたね。圧倒されます。さすがの天然鈍感なお姫様も、これだけ求められたら相手にとっての自分の立場というものに気付かずにはいられないレベルです。
    鬼気迫る偏愛というものに、これだけ心を揺さぶられるとは思いませんでした。とにかく曉景が滑稽なくらい清音を追い求める姿は必見です。
    そりゃ、清音ほだされるよね、と納得です。

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著者プロフィール

(みやお あおい) 2011年プラチナ文庫『堕つればもろとも』 (フランス書院)にてデビュー。以降、BL各社で活躍中。

「2016年 『シークレットクルーズは危機一髪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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