お菓子の家: 〜un petit nid〜 (プラチナ文庫)

著者 :
  • フランス書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829625385

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  • ▼あらすじ
    リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、戸惑うばかりだった。けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。

    ***

    スピンオフだとは知らずに読みましたが何ら問題無かったです。
    凪良先生お得意の優しいお話で、こちらまでパンの良い香りが漂って来るような…そんな落ち着いたお話でした。

    ただ、加瀬(受)が前作でDV攻だったなんてちょっと思えないというか。
    まぁ、多少病んでる感は出ていましたが…(笑)
    元が攻めだっただけに自分の中では他には無い新しい受けキャラでした。

    気が向いたら前作の方も読んでみようかなあ…。

  • 元ヤクザのパン屋オーナー×無職で拾われた店員。虐待され育ちDVで恋人も失った過去持ちの殻に籠った男が、受け入れ甘やかしてくれる男や同僚親子により居場所を見つけるお話。でかい野良猫懐柔物語。夜明けには優しいキスをのDV君が幸せになるよ!

  • ・年の差、体格差

    人間関係で傷を抱える主人公(受け)に優しくしてくれる大人な攻めの方も実は過去に大きな傷を持ってる、っていうやつ。
    好き。

    受けが、前彼のときはトップ側だったようで。
    ちょっと苦手設定だけど、あまり主軸には関係してこなかったので大丈夫でした。

    病室で泣くシーン、すごく胸がギュッっとなった。

  • 愛され方も愛し方も知らないけれど愛が欲しい和樹になぜか読んでいるとポロポロ涙が…こんなことは初めてで自分でもびっくりした。不器用だし全く完璧ではない自分に愛してると言ってくれて、優しくてあたたかい愛情をくれる人がいることは涙が出るほど嬉しいことなんだと思った。

  • あーーーーーすきなやつですーーーーーーー
    要がいてよかったね、阿木さんがいてよかったね。。泣けた。。かわいそうな受けが頑張る話だいすきです。

  • 面白かったけど、最後まで主人公が依存的だったのがうーん…って感じ。
    スピンオフらしいから、本編読んだらまた感想も変わるかも。

  • ちょっと痛かったかな。

  • 読みやすかった。
    凪良さんの話は重い過去持ちの登場人物が多く、彼らの心の闇を描き、
    自分を受け入れ、愛してくれる人との出会いによって自分の過去に折り合いをつけたり、
    生きる希望を見つけていくような内容が多いと思う。
    彼らの複雑な心理描写が丁寧だ。
    なのにさらりと読めるし、重くなっていない。
    それがすごい作家さんだなあと毎回思う。外れがない。

  • 加瀬の重く傷だらけな過去がとても痛かった…。そんな加瀬を丸ごと包み込んでくれる阿木の大きさ、優しさが段々と加瀬を変えていく様子がとても良かった。大切なものはひとつだけでいい、と言う加瀬が阿木に甘やかされてもっと大切なものが増えていくといいなぁ… と思ってしまいました。

  • 『美しい彼』でハマった凪良さん

    この作品はそこまでときめかなかったかも…色々詰め込み過ぎた感が否めない。

    加瀬さんの思考回路のねじまがり方半端ない!でも、ちゃんと優しい心も持っててよかった。

    阿木さんのデレデレな感じがもっと見たかったかな?

    あと加瀬クロワッサンがすごい好きだった(笑)

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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