あなたのものにしてください (プラチナ文庫)

著者 : 夕映月子

• プランタン出版 (2018年2月13日発売)

感想・レビュー・書評

[ginpeさんの感想 · 2021年1月16日]

男性恐怖症のゲイという厄介な美人さんのお話。
絵本作家兼カフェバイト×保育士
生まれついた美貌のせいで幼い頃から男性に性的な目で見られて生きてきた瑞希は男性恐怖症だった。触られるのもダメ、見られるのもしんどい。
しかし誤って入ったゲイバーで男に無理やり迫られ、吐いてしまう。介抱してくれた黒川はてらいなくキミの顔が好みだと告げた。その後、幾度となく口説かれ彼の真摯な気持ちに付き合うことを了承したものの、黒川も例外なく恐怖の対象である瑞希は彼と触れ合うことも出来なかった。
それでも次第に瑞希の心に惹かれた黒川はずっとプラトニックでも良いと、常に優しく、瑞希のことを気遣ってくれて…

散々遊んだ黒川が究極、プラトニックでも構わないというほど瑞希の容姿とその心根に惚れ込みひたすら待ちに待つお話。
瑞希も黒川は今まで恐れていた男性とは違うと認識していてもなかなか思うようにならない辛さを抱えて苦悩。好きなのに怖い。でも黒川を失いたくない。
黒川は黒川でなんなら一生待つくらいの覚悟をしてはいても、時々たまらなく瑞希が可愛くて触れたくなって悶々とする、でも他所で浮気とかは考えられない！ってくらい心はラブラブながら身体は繋げないってところがもどかしくはありつつも究極の愛の形と言う感じで、恋愛パターンとしては最強クラスでした！

[けいのじさんの感想 · 2019年10月22日]

攻めの溺愛ものが好きと言ったらおすすめしてもらった作品。
素晴らしかった…エロ特化が増えたなと思っていたからその中のこの作品、とてもとても良かった。
両者視点から読めるのだけど、お互い相手が本当に好きなんだなというのが文章から溢れてるのすごい。
この作者の方は初めて読んだので、これから揃えるのが楽しみ

[sakura4459さんの感想 · 2018年3月27日]

イラスト主人公のイメージが違い残念。

[ayan2014さんの感想 · 2018年3月14日]

ゆっくりと紬合う恋愛。
即物的な関係になることが多いなか、これは心の結びつきをじっくりと向き合ってお互いを大事な存在としていく話。

[shirotae16さんの感想 · 2018年2月25日]

男性恐怖症の瑞希に、ひと目惚れをする黒川。恋愛対象は男でも、その美しい容貌から男性恐怖症になってしまった瑞希と付き合いはじめ、ゆっくりと蕩かすように愛情を注いでいく。
二人が、出会って想い合って恋人になって結ばれるまでの普通のお話。両視点がちょっと個人的好みから外れてしまうけど、妙にドキドキする話だったな。

[chibilaさんの感想 · 2018年2月20日]

保育士の瑞希は極度の男性恐怖症。でも、絵本作家である経験豊富なオトナの男・黒川に一目惚れされ、お付き合いし始めて……。

Hに至るまでゆっくりお互いを思いあっていく、お話。

脇CPの御崎×松田が気になる書き方。
スピンオフ狙い？
エンド後の短編が、こっちのCPかと思ってたら違っててメインCPのその後だった。

[yuzukonさんの感想 · 2018年2月19日]

絵本作家でイラストレーターの黒川×ゲイで男性恐怖症の保育士・瑞希。
とてもピュアでゆっくり進む恋愛で、黒川が瑞希の気持ちを優しくゆっくり待ってくれるのがとてもよかった。瑞希も黒川の優しさに触れて少しずつ黒川に近づいていく。素敵なお話でした。
しかし松田はなかなか大変なひとだなぁと思いました。

[usamomo21さんの感想 · 2018年2月17日]

まぁジレジレと緩やかな速度で気持ちを深めていく。とっても良かったですね。
ゲイなのに男性恐怖症ってめっちゃ難儀だな～って重いながら読んでいたけれど、攻がめっちゃいい男でしたね。あと別のカップルのくっつくまでのお話も読みたい♪