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- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829665718
感想・レビュー・書評
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主人公の命を護る為に犯す事を強いられた王子。
...読んでいて「いや、ただ単に王子が無能なだけじゃん。本当はそんなに嫌でもなかったでしょ」と思うような鬼気迫る場面でもなかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
取り寄せ先:日野市立高幡図書館(借受先:府中市立中央図書館)
柚原によれば世界観を共通しているとのことだが、シリーズ他作品が未読であり、確認することはできない。
本書に関して言うならば、濡れ場は必要ないだろうと思う。所謂「朝チュン」でも十分話が通じる。それでもなお、濡れ場を求めるのは、おそらく「身体に訓えこむ」というよりかは「分かち難い欲望と身体の変化」を刻み込むためなのだろうか? 評者としてはこの部分の曖昧さに一抹の不安を抱いている。
そして同時に「ファンタジー」であるはずなのに、国民国家と(その大いなる矛盾としての)無国籍者の姿を通してはいまいかと勘ぐりたくなるシーンに出会う。その行く末が「許し」としての愛であるのがせめてもの救いではあるが。
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