プリンセス・リング 磔塔の逢瀬 (ティアラ文庫)

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  • フランス書院
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829665718

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の命を護る為に犯す事を強いられた王子。

    ...読んでいて「いや、ただ単に王子が無能なだけじゃん。本当はそんなに嫌でもなかったでしょ」と思うような鬼気迫る場面でもなかったです。

  • 設定自体は好きです。何不自由なく育った皇女ティスターシャ姫が、捕らわれた敵国の皇子ユーリウスを介抱するうちに、お互いに惹かれ合い、自国のために国に戻るユーリウスについていって、政敵に落ち、困難はあったけれども最後は両国の戦争を止めることができ、結婚してハッピーエンドっていう感じです。

    残念なのは、政敵のナヴァルに捕まった二人が、彼らの前でHさせられるってところですかね。こういうのって、いくら時間稼ぎでもなんかモヤモヤします。他の文庫とかだと、ティスターシャがナヴァルに凌辱される直前にヒーロー登場で寸止めだと思うのですけど、やっぱ、ティアラだから?

    そういえば、あとがき読んで気付いたのですけど、「プリンセス・リング」で過去2作品と出てくる国が同じでした。出てくる人物は全く違うし、前作2つはまだつながりがありましたけど、こっちは全くの単品です。

  • 取り寄せ先:日野市立高幡図書館(借受先:府中市立中央図書館)

    柚原によれば世界観を共通しているとのことだが、シリーズ他作品が未読であり、確認することはできない。

    本書に関して言うならば、濡れ場は必要ないだろうと思う。所謂「朝チュン」でも十分話が通じる。それでもなお、濡れ場を求めるのは、おそらく「身体に訓えこむ」というよりかは「分かち難い欲望と身体の変化」を刻み込むためなのだろうか? 評者としてはこの部分の曖昧さに一抹の不安を抱いている。

    そして同時に「ファンタジー」であるはずなのに、国民国家と(その大いなる矛盾としての)無国籍者の姿を通してはいまいかと勘ぐりたくなるシーンに出会う。その行く末が「許し」としての愛であるのがせめてもの救いではあるが。

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著者プロフィール

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「2017年 『野獣な騎士団長は若奥さまにメロメロです』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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