シークレット・ウェディング: 独裁者は花嫁を飼育する (ティアラ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 84
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829666265

作品紹介・あらすじ

旅人クラウディオと恋に落ち、内緒で結婚した王女カタリーナ。甘い新婚生活を送るも突如彼が行方不明になり、敵国の皇帝に貞操を奪われそうに!?戸惑うなかクラウディオが現れ「お前を誰にも渡さない」と宣言。なんと彼の正体は敵国の元帥。人が変わったように独占欲を剥き出しにした彼は徹底的な調教を。いじわるな言葉責め、鏡の前での淫靡な指遊び…。秘密の結婚の行方とは。

感想・レビュー・書評

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  • 仁賀奈さんの作品の割には、腹黒ではなく、あんまり鬼畜過ぎるヒーローはちょっと・・・ってところだったんで、これくらいでよかったです。

    サブタイトルが「独裁者は花嫁を飼育する」ってなってましたけど、どっちかっていうと、「独裁者は花嫁を溺愛する」って感じかな?カタリーナへの独占欲が半端ないです。

    カタリーナもかなり無垢な感じでしたけど、これはそうなっていた理由とも一致してて、OKです。クラウディオのことを好きだけど、王女としてのつとめを果たそうとしている姿勢も好感を覚えました。

    ただ、中盤皇帝が出て来てもあらすじにあるように貞操を奪われそうになることはなく、皇帝は終始クラウディオとカタリーナ側だったので、実は皇帝=クラウディオで、皇帝の責務がめんどくさいから影武者みたいに皇帝を立てていて、最後妹姫のロミルダがカタリーナを糾弾したときは、「実は皇帝は俺だ!」って流れになるのかと思ったら、違ってました。

    そうなると、いくらクラウディオの崇拝者がいっぱいいるとは言え、皇帝の婚約者であるカタリーナの部屋に入り浸っているのはどうかなぁって、ちょっと思いました。

    あと、最初にHなことをする前にクラウディオが結婚を言い出してましたけど、その理由は婚前交渉を嫌っていた父の影響だと言うこと。変な本も熟知してて、けっこう慣れてる風だったのに初めてとは・・・。ちょっとそのあたりの描写でニヤってしちゃいました(^^ゞ

    こういうお互いに素性を知らずに出会って、実は・・・っての、意外と好きかも知れないです。

  • この著者には珍しく、ぶっ飛んだストーリー&腹黒じゃない俺様で、逆に物足りなかった。

  • 腹黒男と純粋子のエロエロ話。

  • グランディアの異能2作目。ヴァイゼン王国王女カタリーナ・シフォルストと、侵略国フォルドラング帝国の元帥クラウディオ。最初から相思相愛だがS属性のクラウディオの為、多少束縛や言葉攻めがきつい程度。飼育が付くほどではない。ただ、エロにあまり必然性が無いように感じられ、理由もないのにエロばっかりと思われる。1作前に読んだWウェディングの方が面白い。

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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