濡れ桜 (ティアラ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 24
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829666531

作品紹介・あらすじ

「蜜が滲んできた。はしたない身体になりましたね」家を守るため奔走する結衣を助けてくれたのは、松名伯爵――かつての使用人。引き替えに求められたのは純潔!?「さあ脚を開きなさい」強引な言葉で身体を押し開かれ、繰り返される濃厚な閨事。羞恥に震えながらも湧き出る快感。彼は初恋の人――でも伯爵の目当ては身体だけ?不安に苛まれる中、囁かれた言葉「妻になって欲しい」。クール華族とサムライ令嬢 下克上ロマンス

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    上級武家のヒロインが、明治維新の前後でうだうだって没落寸前になったらば、12歳の頃に自分に仕えていた男が金持ちになって現れて、一緒にダンスするお話。

    【ネタバレ感想】
    表現については、あとがきで作者さんが語られてらっしゃるので、多分意図的だとは思うので、「きゃあ。」の違和感は、違和感とするものではないのだと思われます。ところどころのところで。

    やー面白かったです!
    乙女小説、また読んでみるか、と思って10冊買いした内の1冊ですが、ヒロインがかわゆい。絵もかわゆい。思い込みもかわゆい。えっちもかわゆい。
    それだけに、P202の「ご、めんささ・・・・・・いぃ」が残念。誤字ですよね。多分。
    やーそれにしても、えっちで達する時だけヒロインに「様」付けする相手方さんいいですね~。もうほんといい。

    末永くお幸せに!

  • よくあるお嬢様と使用人の立場が変わって、没落した貴族と裕福になった使用人っていう設定でしたけど、西洋ものではなく江戸時代末期から明治初期の日本ってなると、こういう感じになるのかあって、時代設定はよかったと思います。確かに使用人が逆転するには世の中がひっくり返るくらいの出来事が合った方が、分かり易いです。

    上士の家で育った結衣の側人としていた久由岐。お互いに好意はあったと思いますが、途中で久由岐は長崎に。離ればなれになったところで、結衣の両親は死亡し兄は病気に倒れ、大政奉還で世の中が変わり、結衣の周りが劇的に変わった上に、婚約者に騙されて財産も失う。

    そんな中手を差し出してくれたのは、元使用人の久由岐で、最初は結衣に冷たくあたるのに、だんだん丁寧な言葉になって、Hの最後はつい結衣様と様付けになる久由岐がなんともいえません。

    結衣も兄のためと久由岐のいいなりになってましたけど、だんだん久由岐を好きな気持ちが強まって、身分の差に悩んだりしてるところがかわいかったです。

    早瀬あきらさんのイラストもよくて、最後まで一気に読んじゃいました。
    和物はキツイ設定が多いんで、こういうのよかったです。

  • 江戸後期から明治初期にかけての時代設定。
    裕福な武士の娘さんだったけど、元婚約者にはめられて貧乏になって兄貴の薬代のために、元使用人で華族になった男にエロいことされる話。
    早瀬あきらの描くおなごはいつもいつもバリ可愛い。

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