錆のゆめ 下 (Canna Comics)

著者 :
  • プランタン出版
4.11
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本棚登録 : 451
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829685945

作品紹介・あらすじ

【BLアワード2017 ディープ部門2位】
大注目新人による話題作の下巻がいよいよ発売!!

人間×サイボーグBL

進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。
それは、少年の身体を改造した
セックスの為のサイボーグ。名前は聡夫。
試作品である聡夫の世話を任された進藤は、
最初は嫌がるものの世話をしていくうちに
サイボーグではなく一人の人間として可愛がるように。
そして、彼を救いたいと思った進藤はある決意をする――。

感想・レビュー・書評

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  • フェティシズム欲張りセットな造形のセクサロイド調教→同居モノ。庇護欲と支配欲の混乱と、良心の防波堤としての禁欲がスリリング。改変された常識を担保する端役の言動がやり過ぎないくらいの絶妙な気持ち悪さでバランスいい。匂わせることが一切ないからこその不穏な幕引き。

  • 上巻は薄め、下巻は厚めです。あの内容でこのページ数あるのか……。着地点がよくわからない。続編があるみたいです。

  • ▼あらすじ
    進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。
    それは、少年の身体を改造したセックスの為のサイボーグ。名前は聡夫。
    試作品である聡夫の世話を任された進藤は、最初は嫌がるものの世話をしていくうちにサイボーグではなく一人の人間として可愛がるように。
    そして、彼を救いたいと思った進藤はある決意をする――

    ***

    ストーリーの完全度:高い
    トーン:あまあま・ほのぼの
    エロ度:低い
    萌え度:非常に高い
    総合評価:★4.5

    上巻で聡夫が性処理の道具として良いように扱われているシーンがあまりに胸糞悪かったせいで下巻では一体どんな酷い展開が待ち受けているのだろうとビクビクしていたのですが、勇気を出して読んでみたら上巻のような胸糞悪い展開は無くなっていて安心しました。(まぁ、施設の職員は相変わらずクズばっかりでしたが^^;)

    何と言っても進藤が思っていたよりも行動に移すのが早くて、聡夫を引き取って自宅に連れて帰ってくれました。
    そこからは嘘みたいな日常ほのぼのパートで、聡夫の顔に付けられていた面繋も外され、あの蹄のついた片腕も義手に代わり、見た目はほぼ人間と変わらない姿に。言葉も少しずつですが上達していってる感じです( * ´ω`)

    ただ、それでも聡夫がサイボーグである事には変わりないんですよね…。どこまで体を改造されているのか正確には分かりませんが、排泄機能は失われているようなので臓器類はほぼ機械のはず。今はまだこれといった障害はないみたいだけど、サイボーグである以上、メンテナンスは必要不可欠だと思うんですよね。そうなるとこれから先もあの施設のクソ共(言い方)とは嫌でも付き合っていく事になるのかな…。今更人間に戻すなんて都合の良い展開があるとも思えないですしね…(´・_・`)

    とはいえ、聡夫があの施設から抜け出す事が出来たのは良かったと思います。進藤はあまり自分の気持ちを語らないけど、聡夫の事はちゃんと好きみたい。ただ、まだエッチな事はしたくないみたいですね。(聡夫はしたいみたいだけど笑)
    下巻はキス止まりなので読者としてはちょっぴりもどかしく思う反面、この二人にはゆっくり時間をかけて愛を育んでいってほしいなとも思います。

    下巻は思いがけずほのぼのする描写が多くて身構えていた分、ちょっと拍子抜けでしたが、この雰囲気なら次の巻も安心して読めそうです。出来れば次はもう少し二人の関係が深まりますように♡(*≧∀≦*)

  • なんかすごい世界観でコメント出来ず。

  • こうやって2人の生活がずっと続いていきますようにと願わずにはいられない。ほのぼのとした風景が描かれるなかこんな出会い方をしてしまったけれどそれをどうすることもできないという切なさがずっと漂ってて複雑な気持ちになる話たった。

  • 後半、としおさんの行動範囲がどんどん大きくなってきて、それでも進藤への想いは変わらないところが良い。

  • セックスの為に生身の身体を改造されたサイボーグ としおと、スタッフの進藤のお話の下巻。
    前半、としおを物扱いするヤツらに、吐き気がする程の嫌悪感を抱いた。
    後半、進藤がとしおを引き取ってからはほのぼのしてて、可愛いんだけど、やっぱり人一人の人生を玩具にする倫理観の無さが根底にあって、素直に楽しめなかったな。
    恋人としてはまだまだだけど、どうかとしおがずっと幸せでありますように。

  • しあわせとは にんげんとは

  • 最初はどうしてもふたりの未来のことが頭を過ぎってしまい、時折しんどい気持ちになりながら読み進めていたんだけど、でも、どんどん出来ることが増えていき進藤以外の人とも接しているとしおさんを見ていると、未来のふたりも幸せに過ごしているんじゃないかな〜と思えてきて泣いた

  • デッサンの狂いがなくて、可愛いさに癒されました…。感情の起伏が相変わらず独特というか無。
    前回からの流れでどうなることかと思いきや、根本的な問題解決には踏み込まなかったようで、あっさり終わった…。ほぼ二人の同居生活に密着したふんわりしたお話でした。テーマもふわふわになってちょっと残念です…

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