ニュースなカラス、観察奮闘記

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文一総合出版 (2021年11月18日発売)
3.55
  • (2)
  • (9)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 93
感想 : 10
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784829972373

作品紹介・あらすじ

ま、まさか! カラスがみずから水道の栓を回して水を飲むなんて……!

ときおり世間を騒がす「ニュースなカラス」たち。これまでに数々の事件に向き合い、観察によって真相を解明してきた鳥類学者が運命的に出合ったのは「水道ガラス」。天才的なカラスの驚きの知恵とは!? 
「車利用ガラス」「置き石ガラス」「石鹸ガラス」「ろうそくガラス」ほかこれまでの「ニュースなカラス」も多数登場!

*******************************************

・ユニークな行動や衝撃的な事件で、ときおり世間を騒がせるカラスたち。天才的にかしこいカラスから、こまったカラスまで、実際に現場で「ニュースなカラス」に向き合い、事件の真相を解明してきた鳥類学者、樋口広芳博士。博士が当時を振り返り、現場のようすや奮闘ぶりを実況風に楽しく解説した観察記です。

・物語は3部構成。第1部には博士が2019年に発表した「水道ガラス」が登場。横浜市の公園に現れた、「水飲み場でみずから水を出して飲む、浴びる」天才的なカラス、グミの物語です。発表当時、国内外で大きな反響があり、正月番組で2019年に世界を驚かせた日本のニュースの5位に選ばれたほど。今回は、今まで明かしていなかったくわしいエピソードも物語風に紹介します。

・第2部では、これまで巷で話題になってきた数々の「ニュースなカラス」たちをくわしく紹介。クルミを路上に置いて車にひかせる「車利用ガラス」。線路に置き石をしてしまう危険すぎる「置き石ガラス」。屋外の水飲み場から次々に石鹸をもち去ってしまう「石鹸ガラス」。神社の祠から火のついたろうそくをもち去り、草に埋めてボヤ騒ぎを起こす「ろうそくガラス」。ほかにも銀座・赤坂・六本木をハシゴする「グルメガラス」、銭湯に通う「銭湯ガラス」など、「ニュースなカラス」たちが大集合!つねに現場の最前線でカラスたちと向き合ってきた樋口博士だからこそ書ける事件の真相と観察奮闘記です。

・第3部では、カラスの生態や知能、ほかの鳥との違い、人とのかかわりなど複数の視点から、カラスという生きもの、生き方について解説。人間社会とカラスの未来について考えます。次なる「ニュースなカラス」は、果たしてどんな騒ぎを起こすのでしょう。

・本文に掲載したQRコードをスマートフォンで読み取ることで、樋口博士撮影の「ニュースなカラス」の動画を見ることもできます。中には未公開動画も。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょっと読むのにとても面白かった。が、目新しい情報はない。論文やネト情報まとめ的。ただ、こんな感じでいわゆるその筋の”権威”な人がネットを利用した情報収集をすることをアピールするのは、とても良いことだと思う。すでに鳥研究先進国では積極的にネットを取り入れ、シチズンサイエンティストや鳥以外の研究者たちとのコラボがすすんでいるので、日本ももっと開かれていけば良いと常々思っている。そんな方向性を後押しするタイプの軽い読み物として、とても良い。また、取り上げられたカラスの動画などもQRコートでリンクが貼られていて、簡単に閲覧することができて、お手軽。
    文庫本で読んでも良いかとも思うが、かなり”今”的な要素も多いので、賞味期限は短いとは感じる。テレビ番組などのコラボや宣伝もちらほらあるので、まあ、ナニではあるが、興味が沸き始めの一般人やユーチューバーを沼に引き入れるための書とも言えるのでは。
     水道の栓を回す、目的によっては水量も変える「水道ガラス」
     車を利用したくるみ割りカラス
     カラスがつくるビワ園
     カラスの置き石事件
     カラスの石鹸窃盗
     カラスのろうそく窃盗
     カラスのワイヤーハンガーなどの窃盗

    観察ってどうするんやろか?と
    思っている人に、ちょっと観察のきっかけというか
    観察の仕方の一端がわかるタイプの読み物だと思う。
    電脳系観察

  • なんていうか、
    自分はカラスのゴミ荒らし問題で悩まされていたので、
    カラスさん達がかしこいことは
    充分分かっていましたが、
    鳥類愛に満ちた著者に語らせると、かしこ可愛いなんですね。よーく伝わってきました。

  • 人工物の公園の水飲み場の栓を開き水を飲み水浴びをする「水道ガラス」、胡桃を車道に置き殻を割る「車利用ガラス」、線路の砂利の中パンを隠し取り出す時に石を線路に置く「置き石ガラス」、食糧として収集する「石鹸ガラス」「ろうそくガラス」飾りに使うゴルフボール、巣作り用のハンガー、ニュースに取り上げられたさまざまなカラスの生態が現地観察の動画とともに詳細に記述され、興味深く読みました。

  • 絵本の「グミとヨウジ」を先に読んでいましたので、ああ、あの人の本なのね!と新鮮な心地で楽しませてもらいました。

    生活にいろいろ関わる、ボソ&ブトの面白さ、そして人の暮らしの迷惑となることへの対策。内容盛りだくさんで楽しめました。

    ビワ園を育てたり、人の頭の上に乗ってカードをいじって遊んだり、蝋燭を一瞬で切断(!)して持ち去ったり、石礫を集めて自分用の風呂桶を作ったり、もう、最高に楽しめます。笑

    ただ、古今東西の大迷惑、ボヤ騒ぎだけは、カラスの仕業とならないよう、祈りを込めて……。

  • 賢いカラスもそうじゃないカラスもいるようだが、水道の栓を開けたり、クルミを轢かせて割ったり、石鹸やろうそくを持ち去って食べたり…カラスは面白いなあ〜

  • 少し重複する記述があり残念。

  • カラスの観察や研究を続けて50年近くになる鳥類学者が、自身や自身の研究グループで出合ったニュースなカラスたちを中心に選りすぐって紹介している。また読者にもカラスの目撃情報の提供を呼びかけを行っている。

  • テーマは面白いと思うんだけど、率直な感想として、わかってないことが多過ぎる。本にするのはまだ早かったんじゃないかな。でも、興味を持つ人が増えるのならそれでもまぁいいのか。手柄を独り占めするよりはみんなで調べて早くいろいろ分かった方がいいってのはあるね。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

慶應義塾大学訪問教授,東京大学名誉教授

「2021年 『鳥の渡り生態学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口広芳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×