割れ窓理論による犯罪防止: コミュニティの安全をどう確保するか

  • 文化書房博文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784830110214

作品紹介・あらすじ

ニューヨークの犯罪を激減させた秘密がここにある。安全・安心まちづくり、街頭犯罪の抑止、子どもの安全、治安再生のための必読本。

感想・レビュー・書評

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  • そのまんま
    深く読む必要はない

  • 訳文はさておき、内容は、頗る知的好奇心を刺激させられるものだった。

    割れ窓理論に妥当性があるのか調査や統計、考察を積み重ねる必要があるだろうが、この理論の斬新性に舌を巻いた。

  •  落書きを消せば凶悪事件が減るという言葉と共にニューヨークの治安回復で有名になった割れ窓理論。その提唱者であるケリング博士が研究と実践をまとめあげる。

     割れ窓理論とは単に綺麗にすればいいというものではない。
     警察について言えば、通報を受けて対応するという受身な姿勢から予防と軽犯罪の摘発を兼ねたパトロールを強化する能動的な姿勢へと変えていくことである。それによって地域住民と警察のコミュニケーションが増えるという効果もある。
     しかし、それをする為にはホームレスの人権を守れという人たちの訴訟など様々な障害を乗り越えていかなければならない。この本はアメリカ中の都市の治安回復の戦いの記録でもある。

     本当の割れ窓理論は美化活動などではなくて、何か大きいことが起きてから対処するのではなく目の前の小さな今できることをするという地道でハートフルなものだった。
     知った気になっている一つ一つの理論について一冊しっかりと本を読み込む必要性を感じさせてくれる一冊。

  • 治安を維持する上では、守る側と守られる側の心理的距離を無視できないということ。コンピュータセキュリティは歴史が浅い。これからも犯罪捜査・防犯のエキスパートの警察から学ぶべきことはあるのだろうと思った。尚、Amazonの書評で日本語訳がめちゃくちゃという評はその通りで、日本語の文章になっていない。
    原書もチャレンジしてみたが、専門用語・語法が多く挫折した。というわけで訳書のほうが「まだ読める」と思います。

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