小説家になるには (なるにはBOOKS 33)

著者 : 野原一夫

• ぺりかん社 (1994年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[バビロンを夢見てさんの感想 · 2023年9月28日]

子どもの頃にいろんな職業を読み漁った懐かしの"なるにはシリーズ"。小説家になるための近道はないけれど、本書の発行された93年と今の出版業界を比較して読むと面白い。この頃はまだまだ小説を読む人がたくさんいたんだなあ。

[lib-yuki_eventさんの感想 · 2014年3月27日]

資料番号：111012464
請求記号：901ﾉ

[genjuさんの感想 · 2013年1月26日]

出版時期が古い事もあって、やや情報が古い感もあるが、小説家になるための方法が的確に記されていたと思う。

内容としては、野坂昭如さん、吉村昭さんへのロングインタビュー、小説とは何かという概論、小説家の生活や収入源の実際に触れ、最後に具体的な小説家への道を記している。

最後の章は実際に小説家を目指す人への叱咤激励という要素もあり、耳に痛いことばも多かった。
特に、「小説家になりたいと思っている人はだいたいにせもの。本物は何が何でも作品を書く」と言う言葉は重く響いた。

紹介されている作品も未読のものが多く、不勉強を恥じる場面も多かった。これからも精進を重ねていきたい。