- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784831513540
感想・レビュー・書評
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自衛官について知りたくなりまず読みました。
陸自官…14万人。即応予備自衛官8千人。
海自官…4.5万人
空自官…4.7万人
同階級では一日でも早くその階級に就いた者のほうがランクが上。
基地内に居住する隊員は、外出は、職種にもよるが、申請を出した上で、土日は認められる。外出時は、私服でもいいが、サンダルやゲタばき、派手過ぎる服装はダメ。
隊舎を出て生活するには、まず結婚すること、それに2曹以上の階級で30歳以上、あるいは親兄弟を扶養しなければならない、といった特別ない事情があること
教育隊にいるあいだは個人行動ができない。休日に外出をしたいとなれば、行先、目的などを明記した行動予定計画書を書いて申請しなくてはならない。しかも動くのは班単位。一班8人いるとしたら、その8人がいっしょに出て、いっしょに帰ってこなければいけない。教育隊のうちは制服着用で私服は認められない。
・高工校
三年の課程を修了すれば、まずは陸士長となる資格が得られる。それから生徒陸曹候補生課程を修了すれば、19~20歳で三等陸曹に昇任。その後、三曹を4年以上務めて、しかも25歳以上であれば、一般幹部候補生内部選抜試験の受験資格を得られる。
・幹部候補生コース
幹部候補生学校に入校と共に陸海空曹長に任命され、そこでの課程を終了後に三尉に任命され、幹部としての活動が始まる。
・内部での承認という場合は選抜試験を受ける。自衛隊関連法令と一般社会常識の筆記試験。合格すると面接。質問が漏れない為に受験生は控室に隔離。最終的な合否は教育隊や専門の術科学校の成績、序列、勤務態度なども加味されて総合的に判断される。
・曹からの昇任は狭き門。三尉以上の幹部に昇任したいと思ったら、部内幹部候補生試験。三曹になってから四年、25歳以上36歳未満なら受験資格がある。
幹部となると転勤は多い、責任も重くなる。
・尉官になれば内部選抜試験はない。本人の資質や、組織の事情による。
自衛隊への応募は27歳までと書かれていますが今は確か30歳でしたよね、2014年?の本なので情報は古いですが、大枠は変わっていないと思うので、参考になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学の図書館にて借覧。
国を守る職業と言うこともあって、堅い印象をお持ちの方もおられると思いますが、この本はそんな自衛官の方たちの素朴な気持ちや、仕事に対する熱意を分かりやすく書いています。
自衛官を目指す方ならば、読んでおいて損はない一冊だと思います。
著者プロフィール
山中伊知郎の作品





